遠山敦子の発言 (予算委員会)
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○遠山国務大臣 私も、少年非行それから犯罪につきましての最近の増加傾向を大変憂えておりまして、その要因は何かというお話でございますが、今国家公安委員長の方から非常にきっちりしたお話がございまして、もうそれに尽きていると思いますけれども、背景、要因といたしましては、一番大きくは、やはり社会の中で起きるいろいろな凶悪な事件、次々にいろいろなことが起きていって、しかもそれがきちんと取り締まられてもいないし、次々にそういうことが起きるということが一つあろうかと思いますけれども、やはり私は、第一には家庭におけるしつけ、幼児のしつけ、これはそんなに難しいことではないと思うのでございます。子供が何か親から見て悪いことを、あるいは社会の規範から見て悪いことをしたときにしっかりとしつける。それは、盗んではいけない、うそをついてはいけない、人を傷つけてはいけない、ほんの幾つかの項目でいいんですね。それをしっかりと子供の時期に親がまず教えるというのが大事だと思います。それがなされていないのではないかと思います。
同時に、学校も、学校段階、何年も預かっているわけでございますから、その過程において人間として持つべき規範意識というのをしっかり身につけてもらうようにすべきだと私は考えておりまして、就任以来、学力の問題で、確かな学力、そして心の問題で、豊かな心、豊かな人間性ということで、二つの柱で今教育改革に取り組んでいるわけでございます。
同時に、世の中自体が大変豊かになってきて、子供たちが生まれたときには物が充満しているわけでございます。私どもの生まれた時代の心身ともに何だかハングリー精神のあった時期と違って、その辺がやはり、自分が欲すれば、自分が望めばそれをやっていいというふうな非常に安易な気持ちが子供たちの中にあるのではないかと思っておりまして、だからこそ、私は、親も学校も、そして社会や地域の人々も、事があれば、そういうことではいけないということをしっかりと教えていく必要があろうかと思っておりますが、いずれにしましても、非常に複雑な問題が絡んでいると思います。
ただ、私は、委員もおっしゃいましたように、将来を見ると、これを是正していくのは教育にしかないと思っておりまして、学校教育において、あるいは家庭、地域とも連携をしながら、しっかりと教えるべきものは教えていく、そういうふうな学校の取り組みをこれからも推進してまいりたいと思っているところでございます。