谷垣禎一の発言 (予算委員会)
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○谷垣国務大臣 大変厳しい経済情勢の中でこういう予算を組んでいただいたわけですが、幾つかやはり我々としては柱として考えなければならないものがあると存じます。
まず、先ほど、やはり地域社会のあり方とか、いろいろお話、御指摘もございましたけれども、警察だけでできるということも限られておりますので、地域社会や民間とのいろいろな連携を推し進めていかなければならないというのが一つございます。
具体例を挙げますと、今までやってきたものの中では、例えば自動車盗みたいなものは、今までは、何か電線を結ぶとぱっとエンジンがかかるようなものを、イモビライザーというものを開発していただきまして、ちょっと今表現が適切ではないかもしれませんが、かぎがないと非常に動かしにくいような仕組みを開発していただきまして、例えば、保険会社とも御相談をして、そういうものをつけたところの保険料は安くしていただくとか、そういう自動車盗に対応するプロジェクトチームを官民一体でやりました。
また、ピッキング盗、侵入盗につきましても、かぎのあり方などは、かぎメーカーやあるいは住宅産業といろいろな意味での御連携をとりながらやっていく必要がありまして、今までもやってきたところでございますが、そういう官民一体による総合対策ですね。
それから、今のピッキング盗も関係してまいりますが、侵入盗や街頭犯罪に対する総合対策を立てていかなきゃならないということがございます。
それから、やはり今まで、地域社会ということを考えますと、町づくり等も、犯罪に強い町づくりを考えていく必要があろうということでございます。池田小学校の例でも、学校の建物のあり方が、やはり十分教員から目の届くような設計が必要ではないかというようなことが言われておりますが、町づくりにおきましても、公園等、やはり暗がりがあったり何かすると、その暗がりに引きずり込まれて犯行が起こるとか、ひったくりが起きやすい。町づくりも含めて考える必要があるのではないか。
それから、やはり国際化ということを考えますと、入管とか税関とか海上保安庁との連携による来日外国人対策を総合的に考えなければならない。
こういうようなところが今後考えていく柱ではないかと思っております。
そこで、平成十五年度の予算要求でも、犯罪情報地理分析システムというようなものを考えておりまして、要するに、コンピューターを使いまして、どこで犯罪が起こっているかというところに、地方警察官一万人増員計画でいろいろやっていただいているわけですが、犯罪が今起こっているところを有効につかんで有効に対応していくというようなことを考えていかなければならない、こういう予算措置もお願いをしております。
それから、組織犯罪対策、街頭犯罪対策推進のために、車両とか装備資機材の整備などもお願いをしているところでございます。
ちょっと先ほどの犯罪情報地理分析システムと関連して申し上げますと、最近、ATM等に対する、パワーショベルなんかで非常に乱暴な、ラフな犯罪がございますけれども、たしか福岡県警であったと思いますが、そういうATMの所在を全部コンピューターに落とすことによって、犯罪が発生してからその所在をぱっと確かめるまで時間を短縮するようなことを工夫しまして、そこで現行犯逮捕ができたというような例もございまして、そういうようなものをもっと推し進めていく必要があろうかと思います。
こういうことによりまして、一線の警察活動を強化して検挙に結びつけてまいりたい、こう思っております。
〔委員長退席、斉藤(斗)委員長代理着席〕