小林元の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○小林元君 民主党・新緑風会の小林元でございます。
 もうただいま伊達委員からもお話がありました。今はどこを向いても、国会の中もメディアもイラク、イラクということで大変な事態でありますけれども、やはりこういうときでも北方四島の問題、沖縄の問題、しっかりと考えて実行していくということが必要なんではないかというような観点で質問をさせていただきます。
 この北方四島、ロシアに不法に占拠されてもう既に五十八年という日にちがたっております。そういう中で、元島民はもちろんでございますが、最近では、国民の中にもどうしても日本の領土を返還してもらいたい、返還すべきだという声が高くなっているような気がしております。
 一月に小泉総理が訪ロした。プーチン大統領と会談をしました。今もお話がありましたが、その共同声明の中では、北方領土問題解決のための、解決と平和条約の締結に向けて強い意思を確認したと、こうあるんでありますけれども、これまでの経過を見ますと、五六年の──東京宣言等々、橋本・エリツィン会談、あるいは森さんのイルクーツクでのプーチン会談等々ずっとあるわけでございますが、残念ながら鈴木議員の動き等もありまして、何といいますか、二重外交というんでしょうか、相手側から見ればですよ、そういう間違ったメッセージが日本から送られてというような状況になったんではないか。
 そして、ロシア側も、昨年の三月でしょうか、ロシアの国民議会はこの領土問題について大変厳しい、日本とのこの領土問題のアプローチを見直せというような議決もされている。そしてまた、極東サハリン州議会につきましては、この五六年宣言の九項目ですか、それについて破棄を要請するというような大変厳しい態度なんですね。
 そういう中で小泉総理が訪ロをしました。先ほども現地の反応を伊達委員からも話がありましたが、時間がありませんので簡潔に申し上げますが、むしろこれは鈴木議員の後遺症といいますか、そういう中で仕切り直しに入ってしまったんではないか。要するに、小泉総理は今回の訪ロ前に、日ロ関係は対立分野より協力分野がはるかに多いということに着目すべきだと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、これはどうも、こういう厳しい対立点というものを少し、水を差すという言い方じゃなくて、何とかこれを和らげて環境醸成をしたいという気持ちは多少分からないことはないんですけれども、何かやっぱり一歩下がってしまったんだという印象が強いというふうに、元島民の方あるいは北海道の関係者の方もそういう受け止め方でございました。
 したがって、この小泉訪ロ、小泉総理の訪ロの目的というのは一体何だったのかと。先ほどお話ありましたが、その辺をはっきりと明快なお答えをいただければと思いますけれども。

発言情報

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発言者: 小林元

speaker_id: 25484

日付: 2003-03-25

院: 参議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会