小泉顕雄の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小泉顕雄君 どうもありがとうございました。そのような方向でのお取組を是非お願いをしたいというふうに思います。
 結局、公益というものがどうしても優先をされなければならないということが私は当然あると思います。それは仕方のないことでありまして、やはり公平な行政サービスというものを提供していく上では、例えば道路を新設するあるいは河川の改修を行うということは、これは必要なことであります。ただ、むしろその場合には、公益との調整を図りながらそういう事業が推進をされていかなければいけないというふうに思いますけれども、その場合に、例えばその当該地域に、中に絶滅を危惧されるような生物種が存在をするとすれば、やはりそこではその遺伝子でありますとかあるいは系統というものがきちんとどこかで保存をされるような必要があるというふうに私は思います。
 もちろん、その生息地そのものをそのまま保存をしろ、保全をしろという考え方の方もおられるわけですけれども、しかし、やはり行政サービスというものは公平に執行されなければならないし、足らないところはやっぱり補う形でいろいろ施策が充実をされなければいけないことでありますし、公平な行政サービスが保障されないということは、これはあってはならないことであるというふうに思っています。
 したがって、そういうふうに考えてくると、仮に当該地域にそういう、どうしても保護をしなければならない対象生物種がいるとすれば、その保護あるいは増殖ということをどういうふうに、どこで図っていくのかということがやっぱり十分私は議論されなければならないと思いますし、やがて将来に条件が整えれば、自然に復帰をさせてやるというような体制を整えておくということが私は大切だというふうに思っております。
 この保護増殖事業というのは、この法律あるいはこの法律に基づく基本方針の非常に大きな柱であるというふうに私は考えておるわけですけれども、我が国におきます絶滅のおそれのある野生生物の種類が、昨年九月現在では二千六百六十三種、二〇〇六年をめどに見直される予定のこのレッドリストでは、この委員会でもよく名前が出てきますジュゴンを始めとする海生哺乳類なども更に加えられて、この二千六百六十三よりもかなり大きな数字になるんではないかというふうに今から予想をされております。
 日本では、バリ島のカンムリシロムクという鳥の、これも希少種だそうですけれども、増殖に成功して、この秋には何か二十羽ほど原産国の方に返すことができるというような事例がありましたり、あるいは小笠原のアカガシラカラスバトという鳥、これも絶滅危惧種だそうですけれども、そういうようなものの繁殖、増殖の事例がありまして、我が国における増殖事業というかあるいは増殖技術というものにはかなり私は高いものがあるのではないかというふうに思っておるわけでありますけれども、全体として、先ほど言いましたように現在でも二千六百六十三という膨大な数があるわけですけれども、この絶滅が危惧される生物種についての保護増殖についての取組というのはどのようなものなのか、概要で結構ですのでお教えをいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 115614006X01520030612_012

発言者: 小泉顕雄

speaker_id: 10512

日付: 2003-06-12

院: 参議院

会議名: 環境委員会