藁科滿治の発言 (環境委員会)

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○藁科滿治君 学校の環境教育というものは、家庭の生活、学校の生活、そういうものを通じて環境負荷を軽減させると、そういう知識を身に付けるという意味で大変重大な意義を持っていると思っています。
 しかし、私は更に環境教育というものはもっと広い深い意義を持ってきているんではないかというふうに思っておるわけでございまして、例えば自然や人を思いやる心をはぐくむと、これは今答弁にも若干ありましたが。それから、共同して問題を解決していくという能力を備えるとか、それから情緒を安定させる、こういった効果を持つ中身であると、私はそのように思っているわけでございまして、つまり、これは子供の本来的な教育目標、潜在能力を引き出して、そして人間形成や市民的資質を備えると、正に教育本来の目的に沿った人ができる要素を持っていると、そういう観点から改めて環境教育というものを位置付ける必要があるのではないかと私は思っております。
 昨年導入されました総合学習において、多くの学校がこういう問題に恐らく私は経験から気付き始めて、そして環境教育というものを導入しつつあるのではないかと、このように思っております。
 また、言うまでもなく、この例は他の先進国で大変な実践例と実績を上げているわけですね。言うまでもなく、釈迦に説法ですが、特にアメリカでは九〇年代以降、いわゆる感性という問題、EQですか、エモーショナルインテリジェンス、この問題を社会も学校も家庭も大変重視しているわけでありますね。
 是非、我が国におきましても、この問題を改めてしっかり受け止めて、特に文部科学省の立場から、国民に対しても、学校教育に対しても、環境教育というものを教育のコアに据えていくというぐらいの決意を私は持つべきではないかというふうに考えております。
 そういう意味で、教員の養成であるとか、あるいは学校低学年の教科の中に環境科というものを明確に打ち込んでいくというような、こういうような姿勢が必要ではないかと思っておるわけでございまして、今、文部科学省、環境庁、両面に関係いたしますが、環境教育の予算は九千四百万ですよ。これじゃ何もできません。
 私は、是非、今申し上げたような趣旨に沿って、大幅に予算を膨らしていただいて、さっき大臣もこれから予算ということもおっしゃっておった。こういう投資は、私は、次の世代に生きてくるわけですから、国民は納得しますよ。是非、前向きな対応をお願いしたいと申し上げます。
 これは、文部科学省から改めて見解を伺いたいと同時に、是非、鈴木大臣の決意も併せて伺いたいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 藁科滿治

speaker_id: 20635

日付: 2003-07-17

院: 参議院

会議名: 環境委員会