岩本荘太の発言 (決算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○岩本荘太君 おっしゃるとおりでございますけれども、要するに依存率が危ないということが、これは自給率を考える根拠になるんじゃないかなと私は思うんですが、私のこれはアプローチの仕方としては、まず要するにどのぐらいの自給率でなきゃいけないか、これをしっかりと担当部局である農林省あるいはその関係機関が検討をしていただいて、それを国民の皆さんに周知徹底しなきゃいかぬ、同意を得なくちゃいかぬと。その上に立って、じゃ、どういう方法で上げていく方法があるかというアプローチじゃないかなと思うんですけれども。
 これ大臣に申すまでもなく、それは自給率を上げるというのはこれ簡単なことでないですよね。今、WTOで全部縛られているわけですから、ちょっとおかしなことをやりゃ全部違反で提訴されちゃう危険があるわけですから、それは簡単なことではないんですけれども。
 私は個人的に言えば、これが結局安全性といいますか、食品の安全性、地産地消とか身土不二とかいろいろ言われておりますけれども、ああいうことの根底は安全性じゃないかなと、こういうような気がするわけでございまして、そういう意味から是非とも、そういうアプローチがいいかどうか分かりませんけれども、そういう国民的なコンセンサスを得ていただきたい。
 WTO交渉も、これ前にも申し上げましたけれども、日本の国民が全員がこれじゃなきゃ困ると言ったら、それはもう農林省の大きな力になるわけですよ。そういっても、やっぱり安いものでも安全じゃないかと、食べられるということであれば、守れないわけですよね、どんどんどんどん減っていっちゃう。そういう意味で、国民の意識というものが私は一番大事じゃないかなと思うんであります。
 その辺で、農林省の方がどういう御努力されているか。御努力はされていると思うんですけれども、実はこれ調査部に調べてもらって、ちょっと国民の意識という面で調べてもらいましたら、幾つかあるんですけれども、平成十二年十月に農林省資料として出ている中に、これちょっと古いんですけれども、こんな古いのをまだ持っているというのが、私はちょっともう少し更新してもらいたいなというような気もあるんですが、これは総理府の広報室の調査ですね。農産物貿易に関する世論調査というのがありまして、一つは食料の国産品支持、食料を買うときはどっちを選ぶかというアンケートをしてあるんですね。
 そうしたら、国産品選択というのが六四・九%ある。それと、どちらかというと国産品一七%、合わせて八二%あるわけですよ。これと現実の四〇%のこの乖離はどう説明したらいいのか。やはりしっかりと今の四〇%じゃまずいんだということの説明がいいんじゃないか、いや、すべき課題じゃないかなという気がするんですね。
 要するに、一般の消費者の方は安い方を買いますよね。あるいは、このアンケート、これは何か三千人か四千人ぐらいのアンケートですけれども、これが一般消費者の方はこういう意識が高いけれども外食産業はそうでないと、安いものを使うという結果かもしれないと私は分析しているんですけれども、そういう面も含めて、この辺をしっかりと国民の意識をつかまえてもらいたいなと思うんですね。
 ちなみに、これ選択した理由、これは複数回答ですけれども、一位が安全性なんですね、八二%。たまたま設問になかったのかもしれませんけれども、安全保障というのはない、そういう項目ない。しかし、これは国民の意識としては、本当にそういう面で安全保障を考えていただきたいなというふうに思っております。
 それと、食料自給率四〇%を低いと思うかという質問で、低いというのが三二・九%、どちらかというと低いというのは一九・九%、五三%あるんですね。だから、本当にもう少し意識を高めれば上がっていくんじゃないかなというふうな感じがいたします。
 それともう一つ、これはJA、全農が調査して、これはフォーラムなんかやったときの参加者、数少ないケースで、二年ほどの資料をいただいたんですけれども、日本の食料自給について高める必要があるというのは八〇%、これ平成十二年九月から平成十三年三月までの間。その翌年の平成十三年九月から一四・三%、これ九〇%に上がっているんですね。だから、国民の意識もかなり上がっている。
 あとは、どうやってこれを農水省がうまくコントロールしていくかということじゃないかと思うんですけれども、そういう意味で、農林省御自身が施策をやられるのも結構ですけれども、もう少し国民との情報の交換を密着にして、この自給率というのを上げるという御努力をしていただきたいと思うんですけれども、大臣、いかがですか。

発言情報

speech_id: 115614103X00920030602_189

発言者: 岩本荘太

speaker_id: 17813

日付: 2003-06-02

院: 参議院

会議名: 決算委員会