紀陸孝の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(紀陸孝君) 中島先生から的確な御質問をいただきまして御礼申します。
 まず、第一点の雇用契約の多様化でございますけれども、今の経済状況ですと、なかなか現実には雇用の機会が増えない、これからますますそういう状況になると思うんですね。その場合に、有期労働を多様化するということはいろいろな雇用の場の創出につながるであろうと。特に、これからたくさんの団塊世代の方々が六十歳を迎えますし、女性の働きたいという人も増えてきます。かつ、若い人もおられまして、それぞれの人たちがいろいろな雇用の形態で働き得るようなことができれば、いろんな意味のミスマッチ、これから拡大が予想されますが、それも防ぐことができるであろう、雇用契約の多様化というのは非常に暗い面でとらえておられますけれども、そうじゃなくて、もっといろいろな意味で雇用創出につながるであろうと。そういう意味で、私どもはもっと多角的な評価をすべきではないかというふうに考えております。
 それから、第二点の裁量労働でございますけれども、これも、今現在これを導入している企業さんの割合が非常に少のうございますし、対象労働者の方も非常に少のうございます。
 これは、ここの部分だけが働き方の、何と申しますか、悪い点を助長しているものではなくて、不払残業とかというものとこの裁量労働が直接リンクしているわけじゃございません。ここの制度を変えることによって、逆に私どもは、いろいろなアウトプットの高さを試すことの機会が増えるだろうというふうに考えておりまして、これを第一歩にして、更にイグゼンプションまで広げて、日本の競争力強化に資すべきであるというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 115614260X02220030611_018

発言者: 紀陸孝

speaker_id: 22195

日付: 2003-06-11

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会