浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)
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○浜田卓二郎君 私は別に激高したりはいたしませんから、安定した精神で質問を続けますけれども、別に塩川大臣が悪いと申し上げているわけじゃないんですよ。だからお互いに、私どもは政治に携わっております。そして、後ろにいらっしゃる大武君始め主税局の人たちは税制の在り方を真剣に議論をしてきている。私はそれはもうそう思っていますよ。その議論の中身をやっぱりそろそろ具体的にしないと大変だぞということを申し上げたいわけです。
例えば、大臣、私は、現地法人で起債をしていますから大丈夫ですとおっしゃった面についてはちゃんと申し上げているんですよ。既に世界的に活躍している企業で、世界のマーケットで評価が確立しているところはそういうことができるんです。
例えば国内で、国内的に資金調達ができないから外資に相談をするというケースが増えているんです。私も幸い外資の方々と友人が多いですから、いろんな人たちと話します。彼らの方が心配していますよ。
つまり、国債の格付がシングルAになったということがどうしても出発点になって格付が出てしまう。ですから、私が先ほどダブルBと申し上げたのは抽象的な案件ではありません。私が御相談にあずかって、外資系の方々と相談をして、格付機関、ムーディーズ社でありますけれども、時間を掛けて格付を取ってもらいました。そしたらダブルBなんです。ダブルBですと、資金調達できないんですよ。これは現実に日本の国内で起きている事態ですから、決して抽象的な想像で申し上げている話ではありません。つまり私が申し上げたいことは、事態は客観的に見て事実として非常に深刻な状況に陥っているということを申し上げたい。
ではどうするか。当然、行政改革はやるべきであります。これは大いにやって、幾らでも経費節減をしていかなければいけません。さらに、今の合併の問題も私は言い続けています。地方自治体と地方自治体がお互いに好き合って結婚するなんて話じゃないんです。中央と地方のシステムを変えて、どうしたら幾ら安い行政コストに引き下げられるかという改革であるべきであって、そういうことも含めて、改革で幾らぐらい節減を目指す。しかし、それで追っ付かない現実が今申し上げた数字だと私は言いたいわけです。それはやっぱり税構造の改革ですよ。
ところが、小泉内閣、私はずっと応援してきたつもりです。ここでまあ言葉は選びませんから時にはきつく聞こえ過ぎるかもしれませんけれども、小泉改革を与党の枠内で応援する質疑をしてきたつもりです。でも、もう私は問題がちょっと限界に来ていると思っているんですよ。彼は、消費税の引上げはしない、これは共産党さんとは大分意見が違ってくると思いますけれども、消費税の引上げはしない、任期中にはしないという大見えを切っておられます。
だから、今、いろんな制度にひずみが出るわけでしょう。医療制度で個人負担三割負担を云々するんであれば、じゃ、私も三割負担は反対ですよ、だけれども、三割負担に持っていく制度的なひずみというのはどこから来るか。財源がないからですよ。国庫負担を三割から五割に引き上げるとおっしゃる。じゃ、その財源手当てをどうするんですか。
ちょっと年を取りましたから昔のことを言いますけれども、昔の主税局だったら跳び上がって大騒ぎするはずですよ。国庫負担を増やすというんだから。じゃ、それは今年度は要らないという話じゃなくて、これからどれだけ税収増を必要とするかという計算をして、それを言い立てなきゃ駄目ですよ。
そういうことが言いたいわけでありますが、私は、行政改革を先にやります、景気対策を先にやりますということは、税構造に手を付けない口実にしか聞こえなくなったというふうに思いますけれども、塩川大臣、もう一遍おっしゃってください。