浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)

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○浜田卓二郎君 別に、冒頭申し上げたように、今回の法改正に反対はしておりません。賛成です。ですから、今おっしゃったことは当然分かっているわけでありましてね。
 ただ、税の基本は、やっぱり法人税というのは赤字になるときはあるんですよ。不景気になりゃなるんですよ。法人税というのは安定しません。だから、それは私は政策的にいろいろあり得ると思っています。
 基本は、やっぱり消費税ですよ。それから、所得税ですよ。消費税五%でいつまでも行くつもりですか。もちろん、消費税には逆進性があります。ですから、私は、三%を五%に上げるときは議席がありませんでしたから主張できなかったけれども、あのときは、生活必需品とか食料品とかいうのは三%に据え置いてもよかったと。導入時の議論を思い浮かべますと、私はそう主張しておりましたからそう思っております。
 だから、そういう逆進性に対する配慮は十分しながらでありますけれども、思い切って一〇%ぐらいに上げたらどうですか。少なくともその提案をしてみたらどうですか。景気が良くなったらということを言っていたら、景気がずっと良くならなかったらずっと借金でやるんですか。だから、そこは私はやっぱり踏ん切りだと思うんですね。国家としての責任をどうやって果たしていくか、ぎりぎりのところに来ていると思いますよ。
 それから、所得税もそうです。課税最低限の議論が先ほどありました。それぞれの立場で議論は大いにあっていいと思いますけれども、私は、今回のこの課税最低限の引下げは誠に不十分である。ただ、賛成しますよ、引き下げる方向に働いているからね。やっぱり思い切って二百万円ぐらいまで課税最低限を下げたらどうですか。
 それから、税率構造だっておかしいですよ。日本人で働いている人の二五%は所得税を払っていない。働いている人の八割まで、失礼、所得税を払っている人の八割までが税率一〇%でしょう。EUに入れませんよ。イギリスの消費税率、ちょっと正確に記憶しておりませんけれども、二〇%ぐらいあるんでしょう。所得税の納めている人の八割の税率が二二%ではありませんか。だからEUに加盟できるんですよ。
 何も三%に戻せとは言いません。五〇%で平気な顔をして国家運営をやっている我々政治家の責任、国庫を預かっている財務省の責任、それをもっと深刻に考えなかったら、この国は破綻しているんですよ。
 生意気なことを言って申し訳ありませんけれども、税をもらえなくなった国家は、これは衰退するんです。日本は衰退過程に確実に入っていますよ。そのことの認識をお互いにきちんとして、景気とか行政改革と、当たり前なんですから、そのために努力するのは。その間に税構造の議論を放棄していいという理屈は出てきません。
 御感想があったら伺って、質問を終わります。

発言情報

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発言者: 浜田卓二郎

speaker_id: 11564

日付: 2003-03-25

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会