常田享詳の発言 (農林水産委員会)

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○常田享詳君 次に、変わりまして、日本の農産物の輸出振興について、攻めの、守りの農政ばかり語っておりますので、少し攻めの農政について、輸入じゃありません、輸出振興についてお尋ねをしてみたいと思います。
 日本の農産物の海外への輸出は、今申し上げた輸入に比べて非常に少ない、額も量も少ない。しかしながら、幾つかの農産物においては、その優れた品質を生かして海外でも非常に高い評価を得ておりますし、攻めの売り込みを行っております。特に地方自治体を中心に行っております。私の地元、鳥取県のJA全農とっとりにおきましては、台湾への二〇〇三年度の二十世紀ナシの輸出計画について、昨年度実績の三万四千六百四十九箱から、本年度は十二万五千箱と一挙に四倍増の計画を立てております。
 また、リンゴにつきましては、これは鳥取県じゃなく全国でありますが、リンゴを取ってみますと、平成十四年度、一万二百十トン、二十六億五千八百万円と対前年比四六九・五%という勢いで輸出が伸びております。そして、これらのことをとらえ、地方自治体間におきましては、鳥取県など十四道府県で農林水産日本ブランド、これさっき大臣の所信の中にもございましたが、農林水産日本ブランド、輸出促進都道府県協議会を立ち上げまして、来月、五月に鳥取県内で第一回の協議会が開催されることとなっております。単なる守りの農政から攻めの農政への発想の転換が私も必要だと思います。
 農林水産省は、平成十二年に果樹農業振興基本方針を定め、輸出促進のために輸出国向けの消費宣伝活動や輸出条件の改善に積極的に取り組むという機運がありましたが、しかしながら、機運の割に、平成十五年度予算を見ますと、輸出関連予算は総額で農林水産省予算の中でわずか一億七千七百九十七万円であります。これではもう明らかに攻められるばかりで、攻めの予算ではない、負け犬の予算であります。
 さきに述べましたような輸出促進都道府県協議会、十四道府県とも足並みをそろえて、輸出振興に積極的に打って出よう、攻めの農業をやろう、守りの農政から攻めの農政に取り組もうとしているわけでありますから、輸出関連予算の増額、関連施設の充実、担当部署の強化、これらのことについて、大臣、是非やっていただきたい。いかがでしょうか。

発言情報

speech_id: 115615007X00620030415_027

発言者: 常田享詳

speaker_id: 5240

日付: 2003-04-15

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会