岩本荘太の発言 (農林水産委員会)

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○岩本荘太君 ありがとうございます。
 先週ちょっと紹介したんですけれども、アメリカの小麦戦略のときには、大学の医学部の先生が米を食うと頭が悪くなるというようなことを本に書いたと、その本が大量に売れたという、そういう総ぐるみの戦略でやって、これで今のパン食といいますか欧米食に移って変わっていったというような分析もありまして、だから本当にそれを反省して、本当の日本食が最近見直されておりますから、その辺をしっかりと農業サイドからも攻めてもらいたいなと思います。
 それともう一つ、自給率については先生のお話のとおりだと思いまして、私も盛んに言っているんですけれども、先生、潜在的な生産量も言われましたけれども、需要の量にしても、要するに安全保障をしなきゃいけない。緊急時というのはいろんなケースがありますから、何も戦時ばかりじゃなくて、そういうものをしっかりと分析しなきゃいけないということと、この自給率向上というのを我々はみんな言っていますし、農業関係者はみんな言っていますけれども、これ本当に日本国民全体の声かというと必ずしもそういう感じしないですね。感覚的にはそうですよ。だけれども、恐らく外食産業とか中食産業というのは、恐らく一般の人が食べるよりも海外物が入っていると思うんですね。そういうものは安ければ買うというのがずっと続いちゃっているわけですから、その辺もしっかり、じゃ、どうなのかということを知らしめるようなことが農業サイドからもやるべきじゃないかなと私は思っておりますので、参考意見を言っては申し訳ないんですけれども、私の思いを申し上げた次第です。
 次に、高根沢参考人、いろいろお話しいただきまして、環境に対する価格を払えと。確かに私もそのとおりだと思います。しかし、そのお話を聞いていて非常に残念に思うのは、昔から農家の人が自分は環境対策やっているんだといってやっていたわけじゃないんですね。やっぱり稲作をやれば、自分で一生懸命稲作をやれば、これ自然が相手だから、非常にいい稲作、いい状態ができると。それが都会の人が見たら、いい環境だな、いい景色だなということで、それでお互いに作る方も見る方も、そんな金を払えとかどうかじゃなくて、それでお互いに認め合ったというのが日本人の今までの気持ちじゃないかなと。そういうものが何も金でぎすぎすするというのはいかがなものかなというような感じもするんです、それは感情的には。
 ただ、私、実際現地でいろいろ農業指導、指導ではないですけれども、農業行政やっておりまして、農業というのも非常に環境に負荷する、環境の悪化に負荷するところがあるんですね。要するに窒素そのものが、肥料の三要素の一つが窒素ですから、窒素というのは御存じのとおり物すごく環境に負荷させると。それからまた、無農薬農業といいますか、こういうものがなかなかできないと。農薬を使うとまたそういうものもある。したがって、環境ということを農業の方が打ち出すにはその面も考えなきゃいけないと思うんです。その辺についてどういうお考えをお持ちか、そういう自然農業とかそういうように向かうべきなのかどうかということと。
 それから、よく言われている地産地消、身土不二とか、これは感覚的にはみんな分かっているはずなんですけれども、これ聞いても、あれですよね、じゃどうしてなのかと。したがって、口で言っても実際に行動に出るかというとなかなか出ないのが現実じゃないかと思うんですけれども、その辺の地産地消についてどんなふうに我々は考えたらいいのか、どういうふうにPRしたらいいのか。その二点についてちょっとお話を伺いたいと思います。

発言情報

speech_id: 115615007X01720030612_079

発言者: 岩本荘太

speaker_id: 17813

日付: 2003-06-12

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会