平野貞夫の発言 (法務委員会)

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○平野貞夫君 私も時間がないですから、ちょっと自分でばかりしゃべっていて悪いんですが、何度も言うように、例えば担当している刑事局長は、この時分には司法制度改革で苦労されていた。今は刑事局長で、こうやっていろいろ矢面に立って気の毒だと思うんですがね。
 端的に言いまして、やっぱりでき上がったものについては、それは皆さん自信持っていると思いますよ。私の党も衆議院では賛成しているんだから。しかし、いや、でき上がり方を私は問題にしているわけですよ。何といっても、やっぱり日精協がこいねがった制度なんですよ。
 そして、厚労省の方に質問しようと思ったけれどももうやめますが、平成十年の明けには、日精協は触法精神障害対策を福祉法に入れろということを要望して、厚生省がうんと言わない。立派だ、なかなか。そこで、これじゃなかなか、政治工作せにゃいかぬという話になって、秋には恫喝的声明を出すんですよ、日精協は。そこから始まるんですよ、話は。かねがね、それはやっぱりこういう制度の在り方について勉強するのは当たり前のことでしてね。
 そして、平成十年から十一年にこの日精協がうるさく言い出したときに、自民党の中にプロジェクトチームができるわけでしょう。厚生省のOBの持永さん。この人も一杯もらっていますよ。これ見てくださいよ。いわゆる表の金をもらっているわけですよ。そして、苦労して訳の分からぬあの附帯決議になるわけですよ、幅広い観点から検討を行うという。衆参両院でやる。これはやっぱり国会でやった附帯決議ですから、大臣には責任がありませんよ。それは国会議員に責任があるわけですよ。幸い、これ参議院は法務委員会でやらなかったから私もそんな、ちょっと責任回避できると思うんですが。
 そして、保岡さんが、鹿児島の精神病のお医者さんに言われて、今村先生に言われて、私的勉強会を作るわけですよ。この方は弁護士ですから、そう我々みたいな者がつっついても穴の空くようなことはしませんよ。なかなか、だから大したものなんですよ。そして、この平成十一年から日精協の交渉費がわあっと多方面に広がっていくんですよ。これ、数字見てください。これ、私、ごまかしていませんから。
 そして、いろいろ精神病医療の特例措置の堅持とかいろんな問題があって、平成十二年に総選挙があって、どかんと陣中見舞いを出すわけですよね。それで、日精協は一生懸命それに掛けるわけなんですよ。ですから、平成十二年に出した金というのは、やっぱり相当な額なんですよ。それがずうっと、これ見ていただければ分かると思います。
 そして、保岡さんは百万円もらって、まだ一月もたたないのに、七月の四日、総選挙が終わった後、法務大臣になる。津島さんも百万もらって厚生大臣になると。
 そして、日精協の機関誌によると、保岡法務大臣と津島厚生大臣が、まあ保岡さんがいろいろ話を掛けて、合同の検討会を作ったと。これは日精協が言うから間違いないと思いますよ。日精協は、保岡さんが自分らの思うとおりに動いてくれたと思っておるんです。
 だから、法務大臣の責任というのはすごく僕はあると思うんですよ、保岡さんの。ですから、この保岡さんの、法務大臣になる前後、なってからの動きというのは、法務省と関係ないということはないんですよ。個別の問題じゃないんですよ。少なくてもこの合同検討会を立ち上げるについて、まあ保岡さんは立派な理屈を言うんでしょうけれども、日精協からの働き掛けがあったということは事実だと思うんですよ。ここら辺の確認は僕はやってもらいたいと思っているんですよ、法務省で。しかし、今は聞きません。いずれ後で聞きますけれども。そういう流れになっておるんですよ。
 そして、かなり高額をもらった富山の長勢さん、この方は富山市で精神病院の経営者と仲がいいんですよ。癒着しているんですよ。私のところの党の広野ただしという人が小選挙区で負けた人でございまして、だからよく情報は入っているんですよ。そこで、法務省の副大臣をやっていたんですよ、平成十三年。副大臣をやめて十日目に衆議院の法務委員会で日精協の立場で保護観察的司法制度の整備を主張する、整備をしろという主張を質問するわけですよ。あの会議録を読んだら、これ贈収賄そのものですよ。
 私も今政治家ですけれども、昔は衆議院事務局で政治家の質疑応答を通じて贈収賄をやったという事件について、特捜の窓口で何度も体験していますからね。弁護士じゃない、素人ですけれども、感触的に、勘的にはこれは臭いということが分かるんですよ。
 そして、長勢さんが質問をした一月もたたぬうちに池田小学校の事件が起こるわけでしょう。そこで、日精協、悪乗りするわけですよね。八月の二日に、重大な犯罪を犯した精神障害の処遇に関する新たな法制度の確立について意見を表明しておるわけですよ。ずっとこの十三年も、いろいろと金を出して、方々に大きくばらまくわけですよ、日精協は。
 悪乗りした人がもう一人いますよ。小泉総理ですよ。刑法改正しろと言ったでしょう。これはさすが、森山法務大臣は、それはできぬと言った、よくないと言った。しかし、あの人は刑法とこの、あれじゃないですかな、心神喪失者医療法と間違えていたんじゃないですかな。小泉さんも百万以上もらっていますからね。まあこれはちょっと脱線したんですけれども。そして、平成十三年の十一月に与党のプロジェクトが法案作るべきだという報告書を作るわけでしょう。
 で、その横を見てごらんなさいよ、表を。ずうっとお金が出ているでしょう。その間、私は、法務省と厚生省の合同委員会で、当初は法務省は必要ないというあれじゃなかったんですかな。その点だけは質問、余り自分ばかりしゃべっちゃいかぬから聞きますが。
 この法務省と厚生省の合同検討会が立ち上がったときに、法務省刑事局の担当者はこの会議に、犯罪精神障害者対策についてという手持ちのメモを持って対応するわけですね、厚生省と。その中で、精神障害者の犯罪は最近特に増加しているわけではない、精神障害者を危険な存在と見ることは社会情勢から見て困難であると考えられる、むしろ精神障害者はその者が抱える精神障害に対して適切な医療措置を施されるべき存在であるととらえるべきことが必要であると。
 私は、この保岡さんとか長勢さんの構想、いわゆる日精協の構想には、このとき法務省は反対というか消極的というか、もっともっと研究せにゃいかぬという姿勢だったと思うんですが、この点については、局長。

発言情報

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発言者: 平野貞夫

speaker_id: 22130

日付: 2003-05-29

院: 参議院

会議名: 法務委員会