平野貞夫の発言 (予算委員会)
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○平野貞夫君 与党が出している案というのは、政治資金の不透明さを更に不透明にする案なんですよ。名前出す、届出に名前出すのを年間二十四万にしようという。野党の案は、これはやっぱり請負当事者の献金を規制しようという案なんですよ。ですから、与党のまとめられた案というのは、これはやっぱり総理の責任ですよ。改善じゃないですよ、改悪なんですよ。そういう意味で、松岡議員の質問に対する答弁は私は食言だと思いますがね、総理の。まあ食言かどうかということは聞きません。
次に移ります。(発言する者あり)実行してないじゃないですか。今国会中に改善できるような措置を進めると言って何もやっていない。悪い法案を出しているだけじゃないですか。しかも、与党もちょっとはばかって、選挙近いからそのままにしているんですよ、衆議院で。そういう状態のことについて、総理の立場としてのあの発言は食言だったと、こういうわけなんです。
次に、去る六月三日、参議院法務委員会で強行採決をしました心神喪失者医療観察法、これについて取り上げたいと思いますが、日本精神科病院協会というのがありまして、これの悲願、これは金で法律を買ったと、こう言われていますが、この立法過程を詳しく見ますと、補助金を受けた者が政治団体を作り、政治家、族議員、それからその筋の有力議員に献金、これは法的処理は届けしていますが、政治家を動かして、関係省庁をして法案を立案させて、国会で成立させると、こういう政官業の癒着構造そのものの立法過程でした。これが合法的に行われているというところを、私は問題にしたいと思います。
この日精協のケースは全体の政治、行政の中で氷山の一角なんです。ごくわずかな部分です。このシステムを根本的に改革しなければ構造改革も財政再建も不可能だと思います。
そこで、パネルと、資料を配付しておりますので、このパネルの中身は、お願いします、秘密の話じゃございません、公表されている話でございますので申し上げますが、もう時間がありませんから、要約、簡単に申し上げます。(図表掲示)
民間精神病院関係の補助金合わせて、十年、十一年、十二年、十三年、四年で約三百七十七億円です。そして、これを還流する形で、日精協政治連盟が集めて、そして支出した総額が四年で一億、約一億五千万円でございます。これは要するに、どうってことないんですよ、補助金がその日精協の政治連盟の支出、そういうものにかかわっておるということです。
ただ、問題は、これ以外に、個人の病院が献金したり、あるいは永田町の癖と言われる裏金もあると思います。したがってこれ一億五千万じゃないと思います。数倍と言われていますが、これは推測できません。これが実態でございます。補助金が政治連盟の方に回っているということを皆さん知っていただければと思います。
次、お願いします。
実は、この法律は、平成十年に、当時の厚生大臣、小泉厚生大臣に日精協が要請して動きが始まって、そして、平成十三年の例の池田小学校事件で当時の総理大臣が、どなたか名前を忘れたんですが、立法すべきだということを手を挙げて、それは、とんでもない立法しちゃいかぬという議論もあったんですが、あの事件とこの法律というのは関係ないですが、それで出てきた法律でございます、促進された法律でございます。
そして、このただいまのパネルは、この四年間の日精協政治連盟が政治家に合法的に献金をしたリストでございます。これは、中に二つぐらい、現在、告発によりまして、政治資金規正法あるいは刑法の告発を受けて捜査中のものもありますが、おおむねこれは合法的な金でございます。
問題は、小泉総理もこの第十五位に百三十万というのがあるんですが、問題は、──はい、結構でございます、問題は、平成十四年度にもあるんです。これは、法案出した後の立法過程、国会の審議過程ですが、これに幾ら使われているか、これは今年の九月に分かります、表の金は。そういうものなんですが、私は、この金は総選挙の陣中見舞いとかパーティーが主だったんですが、私は総理に申し上げたいのは、こういう補助金を受けた者が政治団体を作って、そして政治家に献金して自己に有利な制度や行政を国会や政府に働き掛けるという、こういう政治ですね、これを切断しない限り、私は国はもたぬと思うんですが、いかがでございましょうか。