宮下一郎の発言 (外務委員会)
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○宮下委員 自由民主党の宮下一郎です。
本日は、議題となっております三つの条約につきまして、それぞれ質問させていただきたいと存じます。
まず、地中海漁業一般協定の改正についてお伺いいたします。
言うまでもなく、周囲を海に囲まれた我が国におきましては、漁業が重要な産業として位置づけられてまいりました。かつて一九七〇年代半ばには、我が国は、金額で世界一、量では世界第四位の水産物輸出国でございましたけれども、その後、魚の減少や円高による競争力の低下によって、輸出が金額、量ともに減少してまいりました。
逆に輸入は、プラザ合意以降の円高の影響を受けて、その後急増いたしております。二〇〇二年の輸入額を見ますと、一兆七千六百億円余りということになっておりまして、これは輸出額の約十倍以上ということで、今や我が国は、金額、数量ともに世界最大の水産物輸入国になっております。
以上のようなことを考えますと、我が国がどのように水産物を消費するかということと、世界の水産物資源が持続的に利用可能になるかということは密接に関係していると言うことができると思います。また、水産物資源の持続的利用を図るためには多くの国々の協力が必要であり、これまで海域ごとに地域漁業管理機関が設立されて国際的な資源管理が行われてきたことは大変重要なことであると思います。
今回の地中海漁業一般協定の改正につきましては、地中海周辺諸国とともに遠洋漁業を行っている国として我が国も水産資源の管理を行う一般委員会に加盟しているということをお聞きいたしまして、我が国の遠洋漁業が地中海まで行って行われているのかと、ちょっとびっくりしたところでございます。
そこで、まず我が国の地中海における漁業の現状はどのようなものなのかお聞かせいただきたいと思いますし、また今回の改正では一般委員会に自主的な予算を導入することが主な目的と伺っておりますが、この場合、我が国は分担金という新たな負担を負うことになります。そこで、本協定の改正を締結する意義がどこにあるのか、あわせてお聞かせをいただきたいと思います。