宮下一郎の発言 (外務委員会)
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○宮下委員 最後に、船舶汚染防止国際条約一九九七年議定書について質問をさせていただきます。
これまで野放しでありましたさまざまな有害物質、船舶からの排出を規制するということで、この議定書は、地球環境を保全するという観点からも早期の発効が望まれていたものでございます。お聞きをしますと、発効に必要な十五カ国による締結という条件が、さきの五月十八日、サモアの締結によって満たされて、これによって来年五月に発効することになったということでございまして、これは大変喜ばしいことであると思います。
ただし、この汚染防止条約は、新規の船舶についての規制を定めたものでございまして、既存の船舶については設備の改修を義務づけたものではございません。したがいまして、現在使っている船を寿命によって新しい船に買いかえるときに初めて規制が適用されるということになります。したがって、船の寿命を考えますと、現在使われているすべての船が大気汚染防止対応型に変わるというのは、今後二十年から三十年ぐらいかかるのではないかということになります。
こうしたことを考えますと、これからも有害物質排出抑制についての技術革新を目指した努力を続けると同時に、新たな技術や新たな規制すべき有害物質が出てきたときには、そうした新しい技術を踏まえて新たな規制を行うなど、これからも逐次規制を見直して、常にその時々に最も環境負荷の少ない船舶への切りかえが進むようにしていくことが必要であると思います。
我が国は、環境技術先進国として、こうした技術開発を進めるとともに、これからも各国に対し逐次規制についての見直し提案を積極的に行っていくべきだと考えますが、政府としてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。