伊藤公介の発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)

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○伊藤(公)小委員 自由民主党の伊藤公介です。
 憲法九条が戦後、日本の安全保障、日本の経済発展などにそれなりの大きな役割を果たしたということは、私も十分認めます。
 ニューヨークのテロ事件の日に私はたまたまシカゴに滞在しておりました。アメリカの新聞、テレビは一斉に新しい戦争と報道されました。そのとき日本は、周辺事態、周辺とは何かという議論を私たちはしていたわけであります。
 今、国際的な危機というものは、もう地球の裏側、どこからでも飛んでくるという状況が、新しい戦争と言われるようになりました。私たちは新しい世界の動きに対応しなければならないときを迎えていると思います。時あたかも、今、私たちはイラクに自衛隊を派遣いたしました。
 たまたま私の後援会の会長さんの息子さんが防衛医大で、お医者さんですが、今、自衛隊の勤務医をしているわけであります。間もなくイラクに行くことが既に決まっているわけでございます。多分あと一週間、二週間という時間だと思いますが。本人は当然、自分の責任を果たす、家族で何回かこのことについて相談をしたけれども、後援会の会長さん、私の方に個人的に電話がございました。家族でも、行くことは本人の強い決心、決意なので、しっかりやってほしいと。しかし、行くからには法整備も、そして、現場に行ったときに自分たちを守れるという装備はきちっと持たせてやってほしいという切実な御連絡もいただきました。
 改めて、憲法という制約、新しい国際情勢の中で、私たちは法整備を急がなければならないということを痛感している一人であります。
 また、今度のイラク派遣というものを決める大きな要因は、一つは国際協調、もう一つは言うまでもなく日米安保条約だと思います。
 この日米安保条約というものが、日本の防衛の上では最大のある意味では生命線だと現実には思うわけですけれども、アメリカとのこの条約では、よく言われているように片務条約です。アメリカは日本を守るけれども、日本はアメリカを守れない。私は、日本にとって最も大事なこの安全保障の日本とアメリカの条約というものがやはりアメリカとともに集団自衛権を行使できるということでなければ、これから日本が本当に独立国家としてアメリカにもきちっと物を言える、そういう国家になることができないのではないか。それは、将来、日本とアメリカだけではなくて、ほかの国との安全保障条約を結ぶ場合にも同じことが言えるのではないかと思います。
 今、新しい国際情勢の中で、日本の役割、存在というものが大きくなりました。私たちはその中で新しい憲法、新しい法整備をしなければならないということを、改めて私自身も強調しておきたいと思います。
    〔平井小委員長代理退席、小委員長着席〕

発言情報

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発言者: 伊藤公介

speaker_id: 33876

日付: 2004-02-05

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会