2004-04-12
衆議院
川口順子
国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会
川口順子の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)
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○川口国務大臣 八日午後六時二十分、イラクにおいて三人の邦人が人質になったことを示唆する映像が存在するという情報が外務省にもたらされました。
外務省では、直ちにイラク人質事件緊急対策本部を立ち上げ、関係在外公館と連絡をとり、情報収集に努めるとともに、御家族と連絡をとりました。また、逢沢外務副大臣をアンマンに派遣して、十日午前、逢沢副大臣を本部長とする現地対策本部を設置し、現地における体制を強化したところです。
テロ行為はいかなる理由であれ許しがたい行為であり、今回の事件が発生したことは極めて遺憾であります。御心配されている御家族のためにも、拘束されている今井紀明さん、郡山総一郎さん、高遠菜穂子さんが一刻も早く無事に解放されるよう、外務省としても引き続き全力で取り組んでいく考えです。
本件人質事件をめぐる動きとしては、昨十一日午前三時ごろ、これは日本時間でございますが、アルジャジーラより、三人を拘束しているとするグループが邦人の人質を二十四時間以内に解放することを決めた旨の報道がありました。他方、同午後十時過ぎ、アルジャジーラは、人質解放の情報を否定し、抵抗指導部の声明として日本政府に対する新たな要求を紹介する、ドレイミ氏なるイラク人の発言を報じています。また、その数時間後には、同人の発言を否定するイスラム宗教家の発言を紹介しました。
このように、本件をめぐっては種々の情報がありますが、現在、政府としては、状況を的確に把握するための情報収集に全力を挙げており、ヨルダンの現地対策本部を指揮している逢沢副大臣及び在イラク大使館とも緊密に連絡をとりつつ、引き続き確認中です。
犯行グループについては、サラヤ・アル・ムジャヒディンと名乗っていますが、この団体については、現時点でその正体は不明であり、現時点で犯人像について確定的なことを申し上げることは困難です。
日本政府としては、本件事件の早期解決のために、引き続き最大限の努力を行っていく考えです。
そのような努力の一環として、人質の安全かつ速やかな解放を求めた私のビデオメッセージを収録し、同メッセージは、昨十一日午前一時ごろ、ロイター及びAPTNにより全世界に向けて配信されたところです。
また、CPA及び統治評議会を初め関係国政府等関係各方面への働きかけを引き続き行っているところです。私からは、直接、シャラ・シリア外相、シャース・パレスチナ自治政府外務庁長官、ハラジ・イラン外相に協力要請を行いました。これら働きかけを通じて、我が国はイラクの復興のために協力しているのであって、今回の人質事件がいかなる理由であれ許されない行為であるとの認識が共有されました。
関係国政府等からは、本件の早期解決のために可能な限りの協力を得ているところであり、引き続き働きかけを行っていきたいと考えています。
今回の事件発生を受けて、再発防止のため、イラクに滞在しているプレス関係者を含む邦人に対しては、イラクに退避勧告が発出されていることにつき再度明確に注意を促し、早急にイラク国外に待避するよう、改めて強く勧告をしているところでございます。
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