田中伸男の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(田中伸男君) 経済産業省といたしましても、農水省と同じように、今回のEPAの交渉が大筋合意されたということは大変大きなインパクトがあるものだというふうに思っております。
と申しますのは、やはりメキシコ、日本双方が違った経済構造をしているわけでございますので、例えば、日本は貯蓄の多い投資を出す国、彼らは投資を受け入れていく若い国、日本も高齢化をしておりますけれども非常にハイテク機器の輸出に強い、彼らはこれからそういう方に進んでいこう、日本はアジアの大国、彼らはNAFTAの中の中核国と、こういったいろいろなその双方の持つ補完関係をいかに強化していくか、使っていくか、それを貿易・投資関係を拡大することによって実現していくということが今回の日墨のEPAによって可能になるのではないかというふうに私ども考えております。
非常に多くな品目について実質的自由化交渉という意味で大変苦しい交渉をしてきたわけでございますけれども、この決断を今後のASEAN等とのFTA交渉に是非使ってまいりたいというふうに考えているわけでございます。
やはり両国にとってこの交渉がウイン・ウイン、お互いにメリットのあるものでないと意味がございません。そういった意味で、私ども、関係省庁及び関係各位と幅広い意見交換もしてまいりました。調整もしてまいりました。信頼関係を相互にも築いてまいりました。今後もこういった必要な情報をきちっと取っていって分析していくと、こういうことを通じてアジアとのFTAを進めていきたいと思います。
今後、アジアの各国は、メキシコと異なって、例えばフィリピンでありますと人の移動の問題、また貿易におきましても、我が国産業は各国のみならずASEAN全体の中で最適な答えを求めるような、そういったような理解があるわけでございますので、必ずしもメキシコと比べて楽観は許されないわけでございます。
他方、アジアは非常にメキシコ以上に実体経済の面で日本と結び付きが強いわけでございまして、今回メキシコで非常にレベルの高いFTAができ上がった、サービス、投資についてのネガティブリスト方式でございますとかビジネス環境整備とか、いろいろな優れた面がメキシコとのFTAでできましたので、こういった経験を使いながら、私ども、政府一体となって意義のあるFTAを早期に実現していきたいと、かように考えている次第でございます。