武田牧子の発言 (共生社会に関する調査会)

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○参考人(武田牧子君) 今、お二方の参考人のお話を聞いていて一部うらやましいなと思いましたのは、市町村が絡んでいるから施設偏重主義というのが言えます。でも、精神病になった人たち、確かに率では知的障害より入所率は低いです。でも、三十三万人の方が今現在も入院していらっしゃいます。
 国の方は七万二千人の社会的入院者の退院ということを言っておりますが、でも、このことを、数とかそういうことだけが上滑りして、じゃ、ここにどれだけの経費が掛かっているのか。本当に必要な医療は、もちろん先ほども言いましたように、いい医療を望んでおります。貧しい医療で三十三万人が入院させられたままで、治療効果も出ない形でこのままでいいのか。まず、その社会的、本当に知的障害、先ほどの三田さんの報告と精神も同じです。言いたいことは本当に同じこと。ただ、背景が違うな。
 要は、市町村も騒がないで済んでいるんですよね。騒がないで済んでいるというか、財政負担が市町村にない。だから、医療保険になっておりますので、あと、何とか適正な精神医療、ほかと同等の精神医療にして、さらに。三十三万人、どこの国が入院していますか。アメリカもほとんど現在、まあアメリカの例はちょっと違いますが、イタリアでも精神病院解体して、そして地域で暮らす、そのことを進めております。
 資源がないからじゃありません。資源は地域の人たちと一緒になれば作っていけますし、また私が今望んでいるのは、何とか介護保険、この今悪い部分を改正していって、精神障害者が地域で暮らすためにこの制度に乗れないか、そのことによって市町村が本気になってくれるんじゃないかということを願っております。
 それと、精神障害者も二度と入院したくないと願っております。先般も、うちの利用者が、夫婦で町の中で町営住宅で生活していますが、一人調子を崩しました。彼女は入院したくない。私たち病院へ一緒に行って、そして薬の治療をしていただきまして、御主人が支えました。一週間、ちょっとしんどい場面ありましたが、訪問をし、そしてみんなでいろいろ助け合いながら地域で暮らせます。訪問診療だったり訪問看護、あるいは私たち支援センターのスタッフが、あるいは地域の方が支援してくだされば、地域で十分もう当たり前に暮らせます。
 ですから、是非ほかの障害と同じように、あるいは高齢者だってだれが施設に入りたいと思います。家族にすべての責任を負わせているからこういうことになるんです。一人の大人です。ですから、それを一人の国民として地域で暮らせるように、家族が責任を負わない仕組みを是非作っていただきたいなと願います。

発言情報

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発言者: 武田牧子

speaker_id: 409

日付: 2004-02-25

院: 参議院

会議名: 共生社会に関する調査会