谷畑孝の発言 (共生社会に関する調査会)
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○副大臣(谷畑孝君) 今、清水先生のおっしゃいましたように、やはり健常者と障害者がともに生きる社会というのか、バリアというものが感じられないような、そういう社会というのは非常に大事だと思うんです。
私自身、十年前にふれあいサマーキャンプというのを私自身主催をしまして、約三百名ぐらいの皆さんと、いわゆる障害者と健常者が初めて出会う場を作って、そして一泊二日で一緒に暮らしていくんですけれども、その経験からいいますと、やっぱりどうしても今まで自分の身の回りに障害者と一緒に暮らしたことがない、だからどう対応したらいいか。それで、何かもっと心としては親切にしなきゃならぬとか、そういうものがあって慌てふためいたりするんですけれども、最初そういうふうにして迎えに行ったりいろいろ学んだりして、車いすを使ったりしてやっていきますと、もう帰るころになったら、もういわゆる自然に、慣れるというのか、健常者も障害者もお互いが心を許し合って、そういう出会いの感動というのか、お互いが学んでいくという、そういうことを私も経験しましたけれども、是非、そういう共生の社会というのは非常に大事だと思いますし、本当に当面は、何%の雇用率だとかそういうものがない社会というのは非常に大事だと思います。
しかし現実は、今のところやっぱり一定程度そういう比率を作ったり、あるいは法律でやはりそういう、すべての駅にエレベーターだとか、あるいは移動を可能にするだとか、あるいは幅広歩道だとかですね、いろんな状況の中でやっぱり障害者と健常者がやっぱり共存できる社会というのは非常に大事だと実は思っています。
それと、最近感じることは、私どもがやりましたときの十年前に比べますと、最近どこの駅も今エレベーターができ出しましたし、それと最近、各地域に特養とか施設がどんどん建ち出してきたということもあって、我々の町の中にも車いすというのがもう頻繁に見れるようになってきましたので、非常にそういう意味では進んできておるんじゃないかと、こう実は思っています。
しかし、先生が申し上げましたように、精神障害者の場合は、これはほとんど入院というのか、そういう中で暮らしてしまっているという。特に高齢者ほど二十年以上も病院生活ということで、若い人たちは比較的一年以内に退院をして地域で暮らすということがありますけれども。しかし、この精神の障害者の場合は、どうしてもやはり偏見というのか差別というのか、そういうものがやっぱりきつうございます。この偏見が、そういうやむなく入院生活をさせてしまっているんじゃないかと思います。私どもは、まだまだこれからスタートさせていくわけでありますけれども、是非そういう入院生活からむしろ社会復帰対策ということを非常に重視していきたいと、こういうふうに実は思っています。
そういう中で、やはりホームヘルパーの確保だとか、あるいはグループホームだとか、あるいはそういう在宅に対する支援制度だとか、そういうことが非常に大事であると思いますし、それと同時に、それを支えるいわゆる医療制度といいましょうか、もっといろいろなケアといいましょうか、そういう形を取りながら、時にはまた病気が復活する場合もありますし、ああいいなと思いますとまたそういうことを繰り返す場合がありますから、そこらの点をよく地域社会の中でそれを観察をしながら、同時にまた社会復帰できるという、そういうためにはやっぱり市町村の役割というものも非常に大きなものを持つんじゃないかと、こういうふうに思いますので、是非そういう点を、私ども先ほど言いましたように、この差別と偏見、そういうものを少し取り除きながら、そして入院から社会復帰と、こういう道筋をしていきたいと思っております。
以上です。