谷垣禎一の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣が御答弁になりましたことと私、違うことをお答えする用意は全くございませんで、我々の方の試算というのは、いろいろ細かい前提がございまして、そういうのを省いて、ちょっとやや誤解も、誤解を招くかもしれませんが、あえて大胆に言えば、我々の方は今のままで推移するとこんなふうになってしまいますよと、しまいますよというと何かあらかじめ価値観が入っているんですが、このまま、今の前提をこのままでしていきますとこういう姿になりますというのをお示しするのが主たる目標で昔からやってまいりました。
 それで、内閣府、竹中大臣のところでおやりになっていることは、骨太等で示されているいろいろな政策努力、これも、それで一義的に決まるわけではありません、いろんな前提を置いて試算をされるとこういうふうになりますと。だから、今後の政策努力を相当加味しておられるものでございますので、元々目的が違うことは事実でございますから、竹中大臣がおっしゃったように、両方それぞれの目的で使っていただければいいのかという気持ちがございますけれども。
 ただ、この国会でも常にこの二つの考え方の違いはどうだというような御議論がございまして、目的の違いや何かをやはりまずよく我々も分かりやすく説明するというようなことも必要かと思いますが、どういうふうにしたらそういう多様な側面をうまくお示しできるかという辺りは、十分竹中大臣と御相談しながら、今後も問題点を整理していきたいというふうに思っているわけでございます。
 それから、債務残高がGDP比で占める割合、どこまで行けるんだというのは、私自身もどこまで行けるのかということについてお答えする能力は残念ながらございません。
 ただ、プライマリーバランスを回復すれば、そしてそのときの利子率と経済成長率の関係でございますが、利子率が経済成長より高くなければGDP比に占める公債比率というものはもうそれ以上伸ばさないようにすることができるわけでございますから、そのプライマリーバランスを回復するというのは、そういうことも目標にしているわけでございます。
 それで、それを何とかやりたいと、こういうことでございますが、他方、なかなか利子率というものは我々の予測、いろんな要素で決まってまいりますから、必ずしも我々の予測どおりいくわけではないという不安感もあることは事実でございまして、そういうプライマリーバランスの回復という長期的な問題だけではなく、私の方からいたしますと、利子率が上がってまいりますと国債費が増えてまいりますから、プライマリーバランスを目標に目指した予算編成もなかなか手足が縛られて難しくなって困難になってくるという問題がプライマリーバランスを回復するというよりも前に心配な点でございまして、その辺のことも十分慎重に見ながら先へ進まなきゃいけないと常に考えております。

発言情報

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発言者: 谷垣禎一

speaker_id: 1444

日付: 2004-05-19

院: 参議院

会議名: 決算委員会