川橋幸子の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

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○川橋幸子君 川橋幸子と申します。
 二期十二年のもう終わりの方に来ているわけでございますけれども、私の率直な、もう体験的な実感として、ここだけは何とかしなければ、参議院の独自性も、補完、均衡、抑制の機能もへったくれもないような、ちょっと言葉が、へったくれなんて悪いでしょうか、多分お分かりいただけると思います。制度だとか法律以前の問題として、やはり両院にまたがる政党の拘束。それは重要法案、あるいは政策、国民の選択を二分するようなそういう課題でしたら党議拘束、政党としてのアイデンティティーを国民に訴えるという意味で党議拘束というのはあるのだと思いますけれども、それ以外の様々なこと。むしろ参議院というのは政党よりも議員個人が選ばれたバックグラウンドの様々な意見を代弁するというんでしょうか、信託を受けて活動するとなって、個人の存在をより補完機能の中に含めることができるとすれば、そこに可能性があるのだとすれば、私はあるような気がするのです。
 日本の政治というのは、出て見ていますと、やっぱり産業界ですとか、労働組合もそうでしょう、それから様々な業界団体があるわけですが、そういう中間団体の意見は上がりやすいですけれども、一人一人の、そういう中間団体から離れた一個人としての意見、一個人が自由に集いを作って、NPO、NGOのそうしたグループから上がってくる意見というものはなかなか国政の場合に反映しにくいと。個人の意見が反映しにくいようなものが国会の、今の国会の私は問題じゃないかと思うとすると、むしろその受皿を参議院が受け持つとすれば、それは最重要課題、国論を二分するような問題は別にいたしまして、様々な国民生活上の問題については両院にまたがる拘束を、政党の拘束をまず解き放つことから始めないと、両院にまたがっていたのでは結論が同じになるのは全く初めから分かっているわけですね。そうした場合に、国民の目から見れば、同じことを繰り返して同じ結論になるのなら一院でよいと、そういう結論に至るのではないかということを、十二年もいてこういう非常にナイーブな感想にしかたどり着けなかったと言われればそれまででございますけれども、この点はとっても重要なことではないかと思いまして、むしろ議長のところでの改革協議会は政党の中で話し合われるという形取られるようでしたら、そういうところで運用上の問題として、参議院の在り方の問題として、政党が参議院にはどこまで拘束、制限を持つべきかという、このことをしっかり議論していただきたいというのが私の非常に単純で体験的な感想で、意見でございます。ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 川橋幸子

speaker_id: 1047

日付: 2004-03-12

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会