金指正雄の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(金指正雄君) ゲームとしての国会というところからお話ししますと、国会についてはいろんな見方、考え方があるんですよね。学者、研究者の人なんかもいろいろ言うわけですけれども、私などは一つ、ゲームというふうに思うんですね。
 法律案というようなものを一つ持って、それを衆議院を通して、また参議院を通して、両方通って初めて同じ、成立するといいますかね。しかも、何といいますか、先ほどもちょっと出ましたけれども、政治というのは絶対というふうなこととするとゲームになりませんので、今回負けたけれども次は今度勝ってやろうという、そのゲームのやる、その国会のやり取りなども含めて次の選挙で国民が判断をするというふうに考えれば、非常にこのゲームの仕方もおのずと変わってくるわけで、私は、そういう一つの、これも政治文化といいますかね、の中に入るんでしょうけれども、そういうことも考えていいんではないかというふうに思います。
 それから、政治文化なんていう仰々しいことを申しましたけれども、これ、まあ別にどうということないんで、例えば政党ということ一つ取ってみても、政党離れすることが何か流行な、いいんだとか、そういう背景には、やっぱり政党というものが何となくいま一つ信用し難い部分があるというふうな、そういうつまり、大体、新聞社でも不偏不党ということを掲げてありますけれども、本当に世の中に不偏不党なんていうのはあるのかねという感じもありますし、ある種のそれぞれ、結果的にですよ、それぞれ結果的にはこれは何とか政党が主張している主張と似てきたなとか、ああ、これがそうだなと、例えば社説や何か書いていますと、ちょっと思うんですね。別にどこの政党を積極的に応援しているんじゃないけれども、論理を追って出てくる結論は、いやこれはどうも自民党の言っていることと似ているなと、あるいはどこの、これは社民党だなとか、そういうようなことがありましたけれども、つまり日本は何となく官僚が中立性を保って、どうもそれに対して政党がマイナスイメージを持っているというふうなことなども政治文化に入ると思いますが。
 それから、例えば物事をしゃべって事柄を決めるという世界に我々いないわけですな。どちらかというと、もうおぜん立てしてもらって会議はそれでしゃんしゃんで決めるという。これは議会だけじゃなくてみんな、会社の株主総会やなんかそうですわね。ですから、その上に国会、政治というのはそういう社会のある意味じゃ反映ですから、日本の議会とアメリカの議会とかイギリスの議会を見ると、同じ議会といったって全然違うわけですね。ですから、そういうベースには日本人の政治とのかかわり、あるいは日本人の意識とかそういうようなものがかかわっているんじゃないかなと。それを踏まえた政治ですから、なかなかこれは大変だなということを常々思うわけですね。よろしいですか。

発言情報

speech_id: 115914193X00320040519_013

発言者: 金指正雄

speaker_id: 1117

日付: 2004-05-19

院: 参議院

会議名: 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会