金指正雄の発言 (憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会)
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○参考人(金指正雄君) 私が非常に参議院について心配しますのは、参議院選挙の投票率がここ四年ぐらいでもう五割、もう五割を割っちゃったときもあるということで、私は、投票率というのは言わば委員会でいえば定足数みたいなもので、やっぱり一定の数が集まりませんとそこでの議論、議事日程というのは進まないわけですね。せっかく参議院という二院制の良さがありながら、いざ投票となるともう四割台であるというようなことでは、そもそも参議院そこが問われちゃうわけで、何とかせにゃいかぬと思うんですけれども。
ひとつ私、そういう意味のお尋ねかと思いますが、私はひとつ、日本の議会というのはどうも法案審議ですね、御承知のように、法案にならないとその委員会も人の集まりができてこない。参議院はそこをやっぱりいろいろ考えられて、調査会方式をやったり、あるいは縦割りの行政官庁を複数ドッキングさせてもうちょっと広い範囲でアプローチしようかというふうな、そういうことは私非常に結構だと思うし、そこに法案にかかわらず主要なテーマを取り上げてやっていったらいいと思うんですね。
例えば、以前の国会は衆参ともに緊急質問というのがあったんですけれども、このごろは全然ないですね、緊急質問。あるのは、紙書いて主意書を出して紙もらうという。緊急質問というのは本会議を使ってやって、緊急という名前が付きますからテレビなんかも入るわけですけれども、そういう形の委員会をセットして頻繁にやられたらいいんじゃないかと私は思います。
それで、どうも今、国会法というのと衆参両院規則二つで成っているんですけれども、どうもその独自性を発揮するには、ある意味じゃ国会法というものをごく簡素にして、参議院独自の規則を作ってかなりいろんなことをやれる弾力範囲を広げたらいいんではないかと私は思いますね。そのことでその独自性を出していく。
それから、マスコミのお話が出たんで申しますと、どうも日本のマスコミは政府の答弁を大きく書くんですよね。ですけれども、時々テレビの中継なんか見ていますと、なかなかいい質問をされている場面に出くわす。そういういい質問をしたときには、それを割合詳しく載せるというふうな、これはマスコミ側の仕事ですけれども、そういうようなことも心掛けていけばかなり違った展開も生まれるんじゃないかと。
それから公聴会ですね。アメリカの議会なんかで拝見しますと、公聴会が大変もう重要な役割をしているわけですね。日本も無論予算なんか公聴会やりますけれども、これは最後の段階の、プロセスの最後の、公聴会やるともう終わりだなというような、そういう次元で扱われていますけれども、そうじゃなくて、アメリカなんかの議会はそこが優れていると思いますけれども、ああいう中身のある公聴会にすれば、そこでいろんな人を招けばそれもまた見出しになりますしね。やっぱり参議院やっているなということになってくるんじゃないですかね。