海老沢勝二の発言 (総務委員会)

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○参考人(海老沢勝二君) 今世界的にも、また日本も今大きな変革のときを迎えております。そういう中で、私、会長に就任したときに、やはり改革と実行、これからやはり聖域なき構造改革をしないとNHKも親方日の丸的な発想では経営はできないということで、改革と実行、そしてまた視聴者・国民からの支持を得るための公開と参加という二つの経営理念を掲げてまいりました。そして、三期目に当たりましては、向上と貢献という三つ目の経営理念を今掲げて努力している最中でございます。
 この向上と貢献は、やはり今このテレビがもう国境を越える時代になりましたし、またこれ二十一世紀に入ってイラク戦争あるいは九・一一テロ事件とか、あるいはまた感染症とか、いろんな世界的な出来事が相次いでおります。そういう中で、我々は視聴者に対して、視聴者・国民に対して一つの判断のよりどころとならなきゃならないだろうと。このために、やはり公正で迅速で分かりやすい報道に心掛ける。そしてまた、国民の生活に役立ち、そしてまた視聴者・国民を勇気付ける、元気付けるといいますか、心が豊かになるような質のいい番組を一本でも多く作るのが我々の仕事だろうということで、今番組の質の向上を掲げたわけであります。この質を、番組の質を向上するためにはやはり人材の育成が大事であります。そういう面で、人材の育成、人材の向上というものが一点であります。
 それから、貢献は、やはりこういう厳しい社会情勢の中で、我々は放送又は放送に関連したいろんな事業を展開して社会に貢献する。それと同時に、今文明間の対立が起こり、そしてまたいろんな面で宗教的な紛争、民族紛争が絶えません。そういう面で、我々日本は世界のどこの国とも仲良くしなきゃならない国家でありますので、そういう面で放送あるいは放送に関連する事業を通じてこの文明間の対話等の懸け橋になるべきだろうと、そういう面で国際的な貢献も必要だろうと、それに今努力しているわけです。そのための向上と貢献という経営理念を掲げたわけであります。
 それと同時に、今私ども、国民を勇気付ける、元気付けるということで、数年前から「プロジェクトX 挑戦者たち」というような番組を作って、日本人、日本とは何なのか、日本人とはどういう民族なのか、我々日本人はこれからどうすべきかというような高い立場に立って物事を見る、またそれを我々がお助けをする、そしてそれを紹介することによって国民・視聴者を元気付ける、そういう番組を我々が積極的に作っていくのが使命だろうということで、いろいろ今模索をしているところであります。
 特に、今農業、食料あるいは教育、環境、いろんな世界的な課題がありますので、そういう世界の課題を我々は世界のいろんな放送機関とも協力しながら対応していきたいと思っているところであります。

発言情報

speech_id: 115914601X00820040330_021

発言者: 海老沢勝二

speaker_id: 8765

日付: 2004-03-30

院: 参議院

会議名: 総務委員会