常田享詳の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○常田享詳君 もう一点だけ、ちょっと視点を変えてお尋ねをしておきたいと思います。
新興感染症と抗生物質の耐性菌の問題であります。抗生物質はいわゆる細菌感染症の治療には不可欠であると、これはだれでも分かっているわけでありますが、この耐性菌がもう非常に増えてきて、抗生物質が効かなくなってきている。効かなくなってきているんですね。それは、一つは医療の現場で新しい抗生物質から、第四世代と言われるそういうものからドクターが使っていくものですから、最後に取っておかなきゃならない抗生物質が、使ったときには切り札にならない。これが一つであります。
もう一点、大変深刻な問題は、家畜に抗生物質が大量に使われているということであります。人間に使われている、医薬品として使われている抗生物質の倍の、二〇〇二年のデータでは千六十トンの抗生物質が家畜に使われているということであります。これは動物用医薬品として、また成長促進のため飼料添加物として使われているわけでありますが、この多量の抗生物質が耐性菌を生み出している。そして、その耐性遺伝子が人に広がっている。そして、先ほど申し上げたように効かなくなっている。自分の生命が危ないような状況になったときに肝心の抗生物質が、切り札が切り札でないというような大変な問題を引き起こしているわけであります。
したがって、これら抗生物質が大量に家畜に使用されているという状況についてどのようにお考えになっているのか、また対策もお聞かせいただきたい。