岩尾總一郎の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(岩尾總一郎君) まず、医療現場でのエックス線の被曝といいますか、患者に対してでございますが、通常の医療では医師が患者との間に十分なコミュニケーションがなされて、それに基づいて、診断あるいは治療で医者の専門的な判断の中でCTあるいはエックス線などを診療に用いているということでございますので、患者の被曝量について直接規制するということは医療法では行っておりません。
ただ、CTなどによる放射線診断の際に発生する医療被曝は、IAEAなどが放射線防護安全指針を取りまとめるところでございます。診断、治療の際のCTなどエックス線の治療に当たりまして指針が出ておりますので、これを踏まえて、私ども、現在、厚生労働科学研究におきまして医療放射線の利用の在り方に関する研究を実施しております。本年度中に患者被曝の防止に関する具体的なガイドラインを作りたいというふうに考えております。
それから、国立弘前病院のケースでございますが、本年二月にこの過剰照射の事例があったということでございますので、私ども、放射線を取り扱う医師、技師の放射線防護に関する研修を実施しております。現在、今回の事件の原因究明、それから再発防止策を検討する委員会を中心に、事故防止マニュアルを作成しているところでございます。
先週、四月九日でございますが、過剰照射防止の徹底を図るために、都道府県、関係団体に対して通知を発出させていただきました。また、使用者に対する教育研修につきましても、今回の放射線障害の防止法改正案におきまして、放射線取扱主任者に関する定期講習の義務化が盛り込まれているということでございますので、私どもとしても関係団体、都道府県を通じて働き掛けてまいりたいと考えております。