文教科学委員会
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会
会議録情報#0
平成十六年四月十三日(火曜日)
午前十時一分開会
─────────────
委員の異動
四月八日
辞任 補欠選任
山本 香苗君 風間 昶君
四月九日
辞任 補欠選任
風間 昶君 山本 香苗君
四月十三日
辞任 補欠選任
大仁田 厚君 松山 政司君
草川 昭三君 日笠 勝之君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 北岡 秀二君
理 事
後藤 博子君
鈴木 寛君
山本 香苗君
林 紀子君
委 員
阿南 一成君
有馬 朗人君
大野つや子君
扇 千景君
中曽根弘文君
橋本 聖子君
松山 政司君
伊藤 基隆君
佐藤 泰介君
谷 博之君
中島 章夫君
西岡 武夫君
日笠 勝之君
畑野 君枝君
山本 正和君
国務大臣
文部科学大臣 河村 建夫君
副大臣
文部科学副大臣 稲葉 大和君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官 田村 憲久君
事務局側
常任委員会専門
員 山口 俊史君
政府参考人
原子力安全委員
会事務局長 広瀬 研吉君
文部科学省原子
力安全監 小田 公彦君
文部科学省科学
技術・学術政策
局長 有本 建男君
文部科学省研究
振興局長 石川 明君
文部科学省研究
開発局長 坂田 東一君
厚生労働省医政
局長 岩尾總一郎君
厚生労働省健康
局長 田中 慶司君
農林水産大臣官
房審議官 染 英昭君
資源エネルギー
庁原子力安全・
保安院審議官 片山正一郎君
環境大臣官房審
議官 小沢 典夫君
環境大臣官房審
議官 桜井 康好君
─────────────
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○放射性同位元素等による放射線障害の防止に関
する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時一分開会
─────────────
委員の異動
四月八日
辞任 補欠選任
山本 香苗君 風間 昶君
四月九日
辞任 補欠選任
風間 昶君 山本 香苗君
四月十三日
辞任 補欠選任
大仁田 厚君 松山 政司君
草川 昭三君 日笠 勝之君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 北岡 秀二君
理 事
後藤 博子君
鈴木 寛君
山本 香苗君
林 紀子君
委 員
阿南 一成君
有馬 朗人君
大野つや子君
扇 千景君
中曽根弘文君
橋本 聖子君
松山 政司君
伊藤 基隆君
佐藤 泰介君
谷 博之君
中島 章夫君
西岡 武夫君
日笠 勝之君
畑野 君枝君
山本 正和君
国務大臣
文部科学大臣 河村 建夫君
副大臣
文部科学副大臣 稲葉 大和君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官 田村 憲久君
事務局側
常任委員会専門
員 山口 俊史君
政府参考人
原子力安全委員
会事務局長 広瀬 研吉君
文部科学省原子
力安全監 小田 公彦君
文部科学省科学
技術・学術政策
局長 有本 建男君
文部科学省研究
振興局長 石川 明君
文部科学省研究
開発局長 坂田 東一君
厚生労働省医政
局長 岩尾總一郎君
厚生労働省健康
局長 田中 慶司君
農林水産大臣官
房審議官 染 英昭君
資源エネルギー
庁原子力安全・
保安院審議官 片山正一郎君
環境大臣官房審
議官 小沢 典夫君
環境大臣官房審
議官 桜井 康好君
─────────────
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○放射性同位元素等による放射線障害の防止に関
する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
─────────────
北
北岡秀二#1
○委員長(北岡秀二君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りをいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →理事の補欠選任についてお諮りをいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
北
北
北岡秀二#3
○委員長(北岡秀二君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に原子力安全委員会事務局長広瀬研吉君、文部科学省原子力安全監小田公彦君、文部科学省科学技術・学術政策局長有本建男君、文部科学省研究振興局長石川明君、文部科学省研究開発局長坂田東一君、厚生労働省医政局長岩尾總一郎君、厚生労働省健康局長田中慶司君、農林水産大臣官房審議官染英昭君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院審議官片山正一郎君、環境大臣官房審議官小沢典夫君及び環境大臣官房審議官桜井康好君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
北
北
北岡秀二#5
○委員長(北岡秀二君) 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案につきましては既に趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
この発言だけを見る →本案につきましては既に趣旨説明を聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
有
有馬朗人#6
○有馬朗人君 おはようございます。自民党の有馬朗人でございます。よろしくお願いいたします。
放射線に関しての法律でございますので、少し放射線の歴史を振り返ってみたいと思います。ただし、それだけやりますと五時間ぐらい掛かりますので、かいつまんで十分程度、そこの話をした上で質問に入らせていただきたいと思いますが。
レントゲンによるエックス線の発見ということが人類の上で極めて重大なことでありました。一八九五年のことであります。このレントゲンの発見によって人間の病気の治療、診断等に画期的な変化が起こったわけであります。
その翌年、ベックレルというフランスの物理学者が放射能を発見いたします。それは偶然のことでありまして、感光板、光を感ずる感光板の上にウラン化合物を置いておいたと。偶然置いておいた、文鎮ぐらいのつもりで置いておいたんでしょう。そして、少したってその感光板を露出してみますと不思議な影が映っていたということによりまして、ウラン化合物より何らかの不思議な光線が出てくるということを発見するわけです。それが放射能の発見であります。
その翌年、ピエール・キューリーとマリア・キューリーという夫婦が、これもやはりフランスの大学者でありますが、ウラン鉱石を煮詰めてまいります。煮詰めるという言い方は日常の言葉でありますが、ウラン鉱をどんどん濃くしてまいりまして、鉱石の中の液を濃くしてまいりまして、最終的にラジウムを発見いたします。と同時に、ポロニウムというのを発見しておりまして、ポロニウムというのは、マリア・キューリーがポーランド人でありましたので、ポーランドを記念いたしましてポロニウムという名前を付けたわけであります。
驚くべき時代でありまして、その三年後の一九〇〇年にはプランクという、これはドイツの大大物理学者でありますが、これが溶鉱炉から出てくる光を見て、そして溶鉱炉の温度を定めようといたします。すなわち、鉱業の方の要請から物理学的に溶鉱炉の中の温度を決めようとするわけですが、それ以前のすべての物理学は役に立ちませんでした。新しくプランクが、極めて奇想天外な、エネルギーというのは粒々であるということを言い出し、現在、プランクの量子仮説として知られている大業績を発表するわけであります。そのことによってにわかに量子の世界が解明されるようになります。
一九〇四年に、これもまた驚くべきことでありますが、日本の、日本の長岡半太郎先生が、当時の大問題であった原子の構造は一体どうなっているんだろうということを考え、土星型原子模型という考えに到着いたします。驚くべきだと申しました理由は、当時、大学は日本に一つしかなくて、もっとも京都大学は同じころでき上がりますが、東大と少したったときの京都大学しかなく、東大が開設されるのが一八七七年でありますから、三十年もたたないうちに世界的な物理学者が日本に生まれたわけであります。この土星模型というのは、原子というものは、中心に、原子核という名前は付けておりませんでしたけれども、球があって、正に、プラスの電荷を持っている、正に帯電している、そういう球があって、その周りに電子が回っているという考えでありました。
当時、電子を発見した人はJ・J・トムソンというイギリスのこれもまた大物理学者でありましたが、その人はスイカのようなもんだと原子のことを思ったわけであります。スイカが、赤いところがプラスに帯電している電荷、中に入っている粒々の種がこれが陰電子。陽電子、陰電子とよく言いますが、その陰電子。普通にある電子はみんな陰電子です。その陰電子が粒々であると、こういう模型を提案いたしましたが、どっちが正しかったでしょうか。
それは、一九〇九年にラザフォード、イギリスの物理学者がマダム・キューリーよりポロニウムをもらってまいります。そのポロニウムからアルファ線というものが出てまいりますので、そのアルファ線をぶつけて金の原子の構造を調べたわけです。もし、J・J・トムソンのようなものであれば、飛び込んだアルファ線はほとんど曲がらずに前の方へ進んでくるのに、もし長岡半太郎のような考えが正しければ中に非常に大きく曲がってくるアルファ線があるはずでありまして、ラザフォードは正に大きく曲がってくるアルファ線があるということを発見するわけです。
残念ながら、ラザフォードはそのとき長岡半太郎先生の仕事を知りませんでした。長岡先生、日本人離れしていると言ったらそれまででありますが、ラザフォードに抗議の手紙を書き、一九一一年にラザフォードは長岡の仕事を注目すべき論文であるということを認めて引用しております。
それよりも少しさかのぼって、一九〇五年にはアインシュタインの有名な特殊相対性原理が発見され、来年はアインシュタイン・イヤーということになると思います。世界じゅうでアインシュタインの研究を顕彰するという百年祭を行う予定であります。そして、有名な、エネルギーと質量の等価性、エネルギーは質量である、E=mc2という公式をお聞きになった方大勢おられると思いますが、そういうものを提案し、大変な大革命を起こしたわけであります。
また、ラザフォードは、先ほどの原子構造というものを発見する前に、アルファ線、ベータ線、ガンマ線というものが、厳密に申しますとアルファ線とベータ線を発見するわけであります。そして、現在、放射能というのはアルファ線、ベータ線、ガンマ線、ガンマ線の種類であるエックス線というふうなものがあるということになったわけであります。
ここまで申し上げたことから一つ注意してみたいことは、現在、ナノテクノロジーの何のかんのとか、原子力であるとか、医療であるとか、エックス線である放射線を使った医療である、様々なことが言われておりますが、これは全部この当時、すなわちちょうど百年前ぐらいに発見されたことによって起こったわけであります。ですから、お願いは、基礎科学というものを絶対軽視をなさらないでいただきたい。今ここで我々が議論しているような現代の最前線の科学というのは、五十年、百年の先においては極めて重要な技術になるだろうということを申し上げたかったわけであります。
さて、一九三八年にはハーンと女性の大科学者であったシュトラスマンという二人がウランというものは分裂するのであるという大発見をいたします。これは、アインシュタインの予言に従って、原子核の質量を丁寧に量っていますと原子核は二つに割れる可能性があるということが言われておりましたので、そのことを実験的に実証したわけであります。
そこからの発展が極めて人類にとって不幸なことでありました。それはナチス・ドイツというのがこの核分裂を使って兵器を作ろうとしているというふうなことがありましたので、アメリカもまたいわゆる原爆を作ろうという努力をするに至るわけです。
一九四一年にマンハッタン計画が立てられ、それに従って多くの優れた科学者、技術者が原子爆弾の作製に従事するようになります。一九四二年、すなわちマンハッタン計画が始まった翌年にはフェルミという物理学者が原子炉を発明しております。フェルミはそれ以前の仕事でノーベル賞をもらっているのですが、シカゴの大学の前の運動場に原子炉を初めて造ります。ですから、原子炉を平和利用するということによって原子力が進んでいけば我々にとって非常に良かったのですが、残念ながら一九四五年に広島の原爆になったわけであります。
ここに、科学の発展、技術の発展というものをうまく使わなければ人類にとって大変な損害を引き起こすということを強調いたしたかったわけであります。今後、科学技術が発展する際には、やはり科学者、技術者は、人類に対して福祉に貢献するけれども、絶対人類に対して害を与えるような研究をしないようにしていくべきだと私はこういう経験から思う次第であります。
そこで、質問に入らせていただきます。
こうやって発見されてまいりましたエックス線、ラジウム、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、そしてまたアイソトープというふうなものは様々なところで利用されていると思いますが、どういう利用例があるでしょうか、お聞きいたします。
この発言だけを見る →放射線に関しての法律でございますので、少し放射線の歴史を振り返ってみたいと思います。ただし、それだけやりますと五時間ぐらい掛かりますので、かいつまんで十分程度、そこの話をした上で質問に入らせていただきたいと思いますが。
レントゲンによるエックス線の発見ということが人類の上で極めて重大なことでありました。一八九五年のことであります。このレントゲンの発見によって人間の病気の治療、診断等に画期的な変化が起こったわけであります。
その翌年、ベックレルというフランスの物理学者が放射能を発見いたします。それは偶然のことでありまして、感光板、光を感ずる感光板の上にウラン化合物を置いておいたと。偶然置いておいた、文鎮ぐらいのつもりで置いておいたんでしょう。そして、少したってその感光板を露出してみますと不思議な影が映っていたということによりまして、ウラン化合物より何らかの不思議な光線が出てくるということを発見するわけです。それが放射能の発見であります。
その翌年、ピエール・キューリーとマリア・キューリーという夫婦が、これもやはりフランスの大学者でありますが、ウラン鉱石を煮詰めてまいります。煮詰めるという言い方は日常の言葉でありますが、ウラン鉱をどんどん濃くしてまいりまして、鉱石の中の液を濃くしてまいりまして、最終的にラジウムを発見いたします。と同時に、ポロニウムというのを発見しておりまして、ポロニウムというのは、マリア・キューリーがポーランド人でありましたので、ポーランドを記念いたしましてポロニウムという名前を付けたわけであります。
驚くべき時代でありまして、その三年後の一九〇〇年にはプランクという、これはドイツの大大物理学者でありますが、これが溶鉱炉から出てくる光を見て、そして溶鉱炉の温度を定めようといたします。すなわち、鉱業の方の要請から物理学的に溶鉱炉の中の温度を決めようとするわけですが、それ以前のすべての物理学は役に立ちませんでした。新しくプランクが、極めて奇想天外な、エネルギーというのは粒々であるということを言い出し、現在、プランクの量子仮説として知られている大業績を発表するわけであります。そのことによってにわかに量子の世界が解明されるようになります。
一九〇四年に、これもまた驚くべきことでありますが、日本の、日本の長岡半太郎先生が、当時の大問題であった原子の構造は一体どうなっているんだろうということを考え、土星型原子模型という考えに到着いたします。驚くべきだと申しました理由は、当時、大学は日本に一つしかなくて、もっとも京都大学は同じころでき上がりますが、東大と少したったときの京都大学しかなく、東大が開設されるのが一八七七年でありますから、三十年もたたないうちに世界的な物理学者が日本に生まれたわけであります。この土星模型というのは、原子というものは、中心に、原子核という名前は付けておりませんでしたけれども、球があって、正に、プラスの電荷を持っている、正に帯電している、そういう球があって、その周りに電子が回っているという考えでありました。
当時、電子を発見した人はJ・J・トムソンというイギリスのこれもまた大物理学者でありましたが、その人はスイカのようなもんだと原子のことを思ったわけであります。スイカが、赤いところがプラスに帯電している電荷、中に入っている粒々の種がこれが陰電子。陽電子、陰電子とよく言いますが、その陰電子。普通にある電子はみんな陰電子です。その陰電子が粒々であると、こういう模型を提案いたしましたが、どっちが正しかったでしょうか。
それは、一九〇九年にラザフォード、イギリスの物理学者がマダム・キューリーよりポロニウムをもらってまいります。そのポロニウムからアルファ線というものが出てまいりますので、そのアルファ線をぶつけて金の原子の構造を調べたわけです。もし、J・J・トムソンのようなものであれば、飛び込んだアルファ線はほとんど曲がらずに前の方へ進んでくるのに、もし長岡半太郎のような考えが正しければ中に非常に大きく曲がってくるアルファ線があるはずでありまして、ラザフォードは正に大きく曲がってくるアルファ線があるということを発見するわけです。
残念ながら、ラザフォードはそのとき長岡半太郎先生の仕事を知りませんでした。長岡先生、日本人離れしていると言ったらそれまででありますが、ラザフォードに抗議の手紙を書き、一九一一年にラザフォードは長岡の仕事を注目すべき論文であるということを認めて引用しております。
それよりも少しさかのぼって、一九〇五年にはアインシュタインの有名な特殊相対性原理が発見され、来年はアインシュタイン・イヤーということになると思います。世界じゅうでアインシュタインの研究を顕彰するという百年祭を行う予定であります。そして、有名な、エネルギーと質量の等価性、エネルギーは質量である、E=mc2という公式をお聞きになった方大勢おられると思いますが、そういうものを提案し、大変な大革命を起こしたわけであります。
また、ラザフォードは、先ほどの原子構造というものを発見する前に、アルファ線、ベータ線、ガンマ線というものが、厳密に申しますとアルファ線とベータ線を発見するわけであります。そして、現在、放射能というのはアルファ線、ベータ線、ガンマ線、ガンマ線の種類であるエックス線というふうなものがあるということになったわけであります。
ここまで申し上げたことから一つ注意してみたいことは、現在、ナノテクノロジーの何のかんのとか、原子力であるとか、医療であるとか、エックス線である放射線を使った医療である、様々なことが言われておりますが、これは全部この当時、すなわちちょうど百年前ぐらいに発見されたことによって起こったわけであります。ですから、お願いは、基礎科学というものを絶対軽視をなさらないでいただきたい。今ここで我々が議論しているような現代の最前線の科学というのは、五十年、百年の先においては極めて重要な技術になるだろうということを申し上げたかったわけであります。
さて、一九三八年にはハーンと女性の大科学者であったシュトラスマンという二人がウランというものは分裂するのであるという大発見をいたします。これは、アインシュタインの予言に従って、原子核の質量を丁寧に量っていますと原子核は二つに割れる可能性があるということが言われておりましたので、そのことを実験的に実証したわけであります。
そこからの発展が極めて人類にとって不幸なことでありました。それはナチス・ドイツというのがこの核分裂を使って兵器を作ろうとしているというふうなことがありましたので、アメリカもまたいわゆる原爆を作ろうという努力をするに至るわけです。
一九四一年にマンハッタン計画が立てられ、それに従って多くの優れた科学者、技術者が原子爆弾の作製に従事するようになります。一九四二年、すなわちマンハッタン計画が始まった翌年にはフェルミという物理学者が原子炉を発明しております。フェルミはそれ以前の仕事でノーベル賞をもらっているのですが、シカゴの大学の前の運動場に原子炉を初めて造ります。ですから、原子炉を平和利用するということによって原子力が進んでいけば我々にとって非常に良かったのですが、残念ながら一九四五年に広島の原爆になったわけであります。
ここに、科学の発展、技術の発展というものをうまく使わなければ人類にとって大変な損害を引き起こすということを強調いたしたかったわけであります。今後、科学技術が発展する際には、やはり科学者、技術者は、人類に対して福祉に貢献するけれども、絶対人類に対して害を与えるような研究をしないようにしていくべきだと私はこういう経験から思う次第であります。
そこで、質問に入らせていただきます。
こうやって発見されてまいりましたエックス線、ラジウム、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、そしてまたアイソトープというふうなものは様々なところで利用されていると思いますが、どういう利用例があるでしょうか、お聞きいたします。
有
有本建男#7
○政府参考人(有本建男君) お答え申し上げます。
放射性同位元素及び放射線発生装置から発生いたします放射線につきましては、医療、工業、農業、環境、生活等の分野で非常に幅広く現在利用されております。例えば、医療分野ではがん等の治療や診断、あるいは工業では半導体の微細加工、あるいはタイヤの耐久性を強めるといったこと、あるいは農業分野ではジャガイモの発芽抑制、あるいは害虫の駆除といったようなことが行われております。
先生御指摘の、その百年前のレントゲン、キュリー夫妻あるいはラザフォードがそれぞれ発見をいたしました例えばエックス線につきましては、先ほど申し上げましたように、医療現場でのレントゲン、あるいは最近ではエックス線CTというもの、あるいはラジウムではがんの放射線治療、あるいはアルファ線では煙感知器、こういった非常に幅広の国民の生活に直結したところで利用されているわけでございます。
この発言だけを見る →放射性同位元素及び放射線発生装置から発生いたします放射線につきましては、医療、工業、農業、環境、生活等の分野で非常に幅広く現在利用されております。例えば、医療分野ではがん等の治療や診断、あるいは工業では半導体の微細加工、あるいはタイヤの耐久性を強めるといったこと、あるいは農業分野ではジャガイモの発芽抑制、あるいは害虫の駆除といったようなことが行われております。
先生御指摘の、その百年前のレントゲン、キュリー夫妻あるいはラザフォードがそれぞれ発見をいたしました例えばエックス線につきましては、先ほど申し上げましたように、医療現場でのレントゲン、あるいは最近ではエックス線CTというもの、あるいはラジウムではがんの放射線治療、あるいはアルファ線では煙感知器、こういった非常に幅広の国民の生活に直結したところで利用されているわけでございます。
有
有馬朗人#8
○有馬朗人君 ありがとうございました。
先ほど言い忘れたことですけれども、歴史の中で注目すべきことは、先ほど原子核物理の始めのところを申し上げました。ラザフォードによって原子というものは原子核とその周りに電子が回っているということを申しましたけれども、それ以後の原子核物理学の発展においては、湯川、朝永、坂田、西島、そしてまた現在では益川、小林というふうな優れた研究者が大勢出てきて世界の原子核物理学をリードし、そしてまた小柴さんのように、ニュートリノを測定して天体で超新星からどういう情報が与えられるか、こういうふうなことを研究する上で極めて世界で一流の人々が出ているということを言うべきでありましたが、付け加えさせていただきます。
さて、放射能には天然のもの、人工のもの、両方があると思いますが、どうでしょうか。
この発言だけを見る →先ほど言い忘れたことですけれども、歴史の中で注目すべきことは、先ほど原子核物理の始めのところを申し上げました。ラザフォードによって原子というものは原子核とその周りに電子が回っているということを申しましたけれども、それ以後の原子核物理学の発展においては、湯川、朝永、坂田、西島、そしてまた現在では益川、小林というふうな優れた研究者が大勢出てきて世界の原子核物理学をリードし、そしてまた小柴さんのように、ニュートリノを測定して天体で超新星からどういう情報が与えられるか、こういうふうなことを研究する上で極めて世界で一流の人々が出ているということを言うべきでありましたが、付け加えさせていただきます。
さて、放射能には天然のもの、人工のもの、両方があると思いますが、どうでしょうか。
有
有本建男#9
○政府参考人(有本建男君) 先生御指摘のとおり、天然のものと人工のものがございます。
天然のもの、すなわち自然放射性物質につきましては、地球から始めにあった天然放射性物質とそれから宇宙線を起源といたします放射性物質に大別できると考えてございます。特に、地殻内に地球の誕生時にできましたウランやトリウム、あるいは人体内にもカリウムを中心といたします放射性同位元素が現在存在をいたしてございます。それから、宇宙から降り注いで、地球に降り注いでまいります宇宙線を起源といたしますものが地上にはあるわけでございまして、例えば炭素14というものがあろうかと思います。
それから、人工的に原子炉あるいは放射線発生装置というもので製造されますコバルト60あるいはラジウム226、こういったものは、先ほど申しましたように、医療等で広く現在使われているわけでございます。
この発言だけを見る →天然のもの、すなわち自然放射性物質につきましては、地球から始めにあった天然放射性物質とそれから宇宙線を起源といたします放射性物質に大別できると考えてございます。特に、地殻内に地球の誕生時にできましたウランやトリウム、あるいは人体内にもカリウムを中心といたします放射性同位元素が現在存在をいたしてございます。それから、宇宙から降り注いで、地球に降り注いでまいります宇宙線を起源といたしますものが地上にはあるわけでございまして、例えば炭素14というものがあろうかと思います。
それから、人工的に原子炉あるいは放射線発生装置というもので製造されますコバルト60あるいはラジウム226、こういったものは、先ほど申しましたように、医療等で広く現在使われているわけでございます。
有
有馬朗人#10
○有馬朗人君 宇宙線というものがあって、その中にあるニュートリノを見ることによって超新星の爆発ということの研究に入っていったのが小柴さんでありますが、我々の体を、今、何十兆というふうな数のニュートリノが皆さんの体を通り抜けています。これは安心なんです。全くほとんど人間と反応しませんから、御心配なく。しかし、たくさんそれ以外に、陽電子であるとかミューオンというふうなものは皆さんの体の中で時々エネルギーを与えますので危ないといえば危ないんですが、まあ宇宙線は問題ありません。
しかしながら、花崗岩などはラジウムをたくさん含んでいますね。ラジウムを含んでいますと、ラドンそしてアルファ線を出します。日本の各地方のアルファ線の強さ、ラジウム温泉の放射能、放射線の強度、そういうものと、それからさらに世界じゅうで非常に自然放射能が強い地方があると思いますので、そのことにつきお聞かせいただき、人間に一体害はないのかということについてお聞きいたします。
この発言だけを見る →しかしながら、花崗岩などはラジウムをたくさん含んでいますね。ラジウムを含んでいますと、ラドンそしてアルファ線を出します。日本の各地方のアルファ線の強さ、ラジウム温泉の放射能、放射線の強度、そういうものと、それからさらに世界じゅうで非常に自然放射能が強い地方があると思いますので、そのことにつきお聞かせいただき、人間に一体害はないのかということについてお聞きいたします。
小
小田公彦#11
○政府参考人(小田公彦君) お答え申し上げます。
今、先生御指摘の花崗岩などにラジウムを含んでいるということでございますが、このラジウムにつきましては、が崩壊して生成する核種で、自然界、至る所に存在しておるわけでありますが、そこから、ラドンから出る放射線による被曝線量は我が国の全国平均で年間、ちょっと専門的でございますが、約〇・四ミリシーベルトございます。文献値によりますと、我が国では、ラドン濃度の比較的高い温泉におきまして、毎日一時間浴室の中にいて三十分間入浴するといった仮定しても、一年間、ちょっとあり得ないわけでございますが、一年間のラドンによる被曝線量は約〇・五ミリシーベルトと試算がございます。
人間に害はないかどうかの観点からは、これらの値は、世界におけるラドンによる被曝線量の平均値でございます年間約一・三ミリシーベルトと比較しましても、高い値ではございません。世界におきまして、先ほど高い、自然放射線が最も強い地方でございますが、ブラジルのガラバリなどがございまして、大地などからの自然放射線は年間約十ミリシーベルトであると言われております。
以上でございます。
この発言だけを見る →今、先生御指摘の花崗岩などにラジウムを含んでいるということでございますが、このラジウムにつきましては、が崩壊して生成する核種で、自然界、至る所に存在しておるわけでありますが、そこから、ラドンから出る放射線による被曝線量は我が国の全国平均で年間、ちょっと専門的でございますが、約〇・四ミリシーベルトございます。文献値によりますと、我が国では、ラドン濃度の比較的高い温泉におきまして、毎日一時間浴室の中にいて三十分間入浴するといった仮定しても、一年間、ちょっとあり得ないわけでございますが、一年間のラドンによる被曝線量は約〇・五ミリシーベルトと試算がございます。
人間に害はないかどうかの観点からは、これらの値は、世界におけるラドンによる被曝線量の平均値でございます年間約一・三ミリシーベルトと比較しましても、高い値ではございません。世界におきまして、先ほど高い、自然放射線が最も強い地方でございますが、ブラジルのガラバリなどがございまして、大地などからの自然放射線は年間約十ミリシーベルトであると言われております。
以上でございます。
有
有馬朗人#12
○有馬朗人君 天然にある放射能はそれほど危なくないということでありますが、そこで続けてお聞きいたします。
かつて、人形峠でウラン鉱源を掘り出していたことがありましたね。その残土は一体どうなっているんでしょうか。その放射能の強さはどんなものでしょうか。そしてまた、典型的なラジウム鉱泉の沈殿物、沈殿物と比べ、あるいは湯の花というふうなものに比べてその強さはどんなものでしょうか。
この発言だけを見る →かつて、人形峠でウラン鉱源を掘り出していたことがありましたね。その残土は一体どうなっているんでしょうか。その放射能の強さはどんなものでしょうか。そしてまた、典型的なラジウム鉱泉の沈殿物、沈殿物と比べ、あるいは湯の花というふうなものに比べてその強さはどんなものでしょうか。
坂
坂田東一#13
○政府参考人(坂田東一君) 今、先生お尋ねの岡山県人形峠の周辺で、核燃料サイクル開発機構がまだ原子燃料公社当時、これは昭和三十年代でございますけれども、そのころに行いましたウラン探査活動に伴いまして残土が発生しております。
この残土につきましては、現在、サイクル機構が鉱山保安法に基づきまして周辺をロープで囲うなどの措置を取り、第三者の無断立入りの制限、こういったことを実施しておりまして、安全に管理されている状態でございます。
このウラン残土は、元々はこの周辺の土地の中、地中に存在していたものでございますけれども、周辺環境の影響につきましてはサイクル機構が定期的に放射能レベルの調査を行っております。例えばでございますけれども、幾つかこの残土の場所がございますが、鳥取県側にあります七つのウラン残土の堆積場の調査、これによりますと、いずれの結果も自然放射能レベルの変動範囲内にございまして、何ら影響は認められておりません。この点につきましては鳥取県御当局においても独自に調査をなされておりまして、同様の結果であるということが公表されております。
この鳥取県側の七か所におきますウラン残土の平均ウラン濃度でございますけれども、一グラム当たり〇・〇九から〇・四二ベクレル程度でございます。ラジウム温泉の湯の花あるいは温泉中の沈殿物などの中には、実測あるいは私どもが承知している論文中におきまして、例えば一グラム当たり十五ベクレル、これは鹿児島県の垂水温泉でございますけれども、そういう非常に高い値も報告されているということでございますので、ウラン残土の平均ウラン濃度、先ほど申し上げましたが、そういうものに比べますと、かなり低い値であるということが言えようかと思います。
この発言だけを見る →この残土につきましては、現在、サイクル機構が鉱山保安法に基づきまして周辺をロープで囲うなどの措置を取り、第三者の無断立入りの制限、こういったことを実施しておりまして、安全に管理されている状態でございます。
このウラン残土は、元々はこの周辺の土地の中、地中に存在していたものでございますけれども、周辺環境の影響につきましてはサイクル機構が定期的に放射能レベルの調査を行っております。例えばでございますけれども、幾つかこの残土の場所がございますが、鳥取県側にあります七つのウラン残土の堆積場の調査、これによりますと、いずれの結果も自然放射能レベルの変動範囲内にございまして、何ら影響は認められておりません。この点につきましては鳥取県御当局においても独自に調査をなされておりまして、同様の結果であるということが公表されております。
この鳥取県側の七か所におきますウラン残土の平均ウラン濃度でございますけれども、一グラム当たり〇・〇九から〇・四二ベクレル程度でございます。ラジウム温泉の湯の花あるいは温泉中の沈殿物などの中には、実測あるいは私どもが承知している論文中におきまして、例えば一グラム当たり十五ベクレル、これは鹿児島県の垂水温泉でございますけれども、そういう非常に高い値も報告されているということでございますので、ウラン残土の平均ウラン濃度、先ほど申し上げましたが、そういうものに比べますと、かなり低い値であるということが言えようかと思います。
有
有馬朗人#14
○有馬朗人君 ありがとうございました。
このウラン残土は、近辺の人々の不安を解消する上でも早く処理していただきたいと思います。お願いをいたします。
さて、最近、モナザイト、私は知りませんでしたけれども、モナザイトが自動車の排気系に使われているということを聞きました。これは放射能を持っていると思うんですね。劣化ウランというふうなものも、放射性を帯びて、放射能を持っておりますので、注意して使わなきゃいけない。そういうことについて、一体どういう御注意をなさっているのでしょうか。
この発言だけを見る →このウラン残土は、近辺の人々の不安を解消する上でも早く処理していただきたいと思います。お願いをいたします。
さて、最近、モナザイト、私は知りませんでしたけれども、モナザイトが自動車の排気系に使われているということを聞きました。これは放射能を持っていると思うんですね。劣化ウランというふうなものも、放射性を帯びて、放射能を持っておりますので、注意して使わなきゃいけない。そういうことについて、一体どういう御注意をなさっているのでしょうか。
小
小田公彦#15
○政府参考人(小田公彦君) お答え申し上げます。
御質問のモナザイトなどにつきましては、核原料物質として、また先ほど御指摘の劣化ウランなどにつきましては核燃料物質として、それを取り扱うに当たりましては安全に留意するということが必要でございまして、放射能濃度が高くて量が多いものにつきましては、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、いわゆる原子炉等規制法に基づきまして国の規制が行われております。
具体的には、モナザイトなどの核燃料物質につきましては、一定以上の濃度、固体の場合は一グラム当たり三百七十ベクレル、それから量につきましては、ウランの場合は三百グラム、トリウムの場合は九百グラムといったものを使用する者は、原子炉等規制法に基づきましてその使用の届出が義務付けられております。それから、劣化ウランにつきましても、三百グラム以上の劣化ウランを使用する場合には、原子炉等規制法に基づきまして使用の許可を得ることが必要でございまして、管理区域を設定するなどの技術上の基準を満たすことが必要となります。
それから、先ほど御指摘の報道されました自動車用排ガス低減装置にモナザイトが使われている件でございますが、これにつきましては、内蔵するモナザイトの放射能濃度が届出を必要とするレベルでは以下でございますので、原子炉等規制法の対象外でございます。
ただ、この装置は通常の使用状況では安全上問題ないと考えるものでございまして、廃棄を行う場合にあっても、適切な管理の下で通常の廃棄物と同様の適切な処理、処分を行うことができると考えてございます。
この発言だけを見る →御質問のモナザイトなどにつきましては、核原料物質として、また先ほど御指摘の劣化ウランなどにつきましては核燃料物質として、それを取り扱うに当たりましては安全に留意するということが必要でございまして、放射能濃度が高くて量が多いものにつきましては、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、いわゆる原子炉等規制法に基づきまして国の規制が行われております。
具体的には、モナザイトなどの核燃料物質につきましては、一定以上の濃度、固体の場合は一グラム当たり三百七十ベクレル、それから量につきましては、ウランの場合は三百グラム、トリウムの場合は九百グラムといったものを使用する者は、原子炉等規制法に基づきましてその使用の届出が義務付けられております。それから、劣化ウランにつきましても、三百グラム以上の劣化ウランを使用する場合には、原子炉等規制法に基づきまして使用の許可を得ることが必要でございまして、管理区域を設定するなどの技術上の基準を満たすことが必要となります。
それから、先ほど御指摘の報道されました自動車用排ガス低減装置にモナザイトが使われている件でございますが、これにつきましては、内蔵するモナザイトの放射能濃度が届出を必要とするレベルでは以下でございますので、原子炉等規制法の対象外でございます。
ただ、この装置は通常の使用状況では安全上問題ないと考えるものでございまして、廃棄を行う場合にあっても、適切な管理の下で通常の廃棄物と同様の適切な処理、処分を行うことができると考えてございます。
有
有馬朗人#16
○有馬朗人君 ありがとうございました。
さて、このごろちょっと気になることが医学で起こっておりますのでお聞きいたしたいと思います。
まず、エックス線を余りにも多く使っているんじゃないかと。しかも、ある病院でエックス線を浴びた少したった後で、違う病院で違う病気でまた掛かりますと、そこでもエックス線を浴びることがあります。こういうエックス線の使用の仕方に関して、どういうふうにお医者さんたちに注意を喚起しているのか。
それからまた、弘前の国立病院でありますが、国立病院機構弘前病院で行われました放射線の過剰照射が原因で一人亡くなりました。六十人にも副作用が出ている可能性について朝日新聞が報じていたところでありますが、この事故は一体どんなものであるのか。それ以前にも多くの患者が過剰照射を受けたといいますけれども、一体全体お医者さんたちの教育はどうやっているのか、このような事故の予防はどうしているのか等について、ごく短くお答えいただきたいと思います。
この発言だけを見る →さて、このごろちょっと気になることが医学で起こっておりますのでお聞きいたしたいと思います。
まず、エックス線を余りにも多く使っているんじゃないかと。しかも、ある病院でエックス線を浴びた少したった後で、違う病院で違う病気でまた掛かりますと、そこでもエックス線を浴びることがあります。こういうエックス線の使用の仕方に関して、どういうふうにお医者さんたちに注意を喚起しているのか。
それからまた、弘前の国立病院でありますが、国立病院機構弘前病院で行われました放射線の過剰照射が原因で一人亡くなりました。六十人にも副作用が出ている可能性について朝日新聞が報じていたところでありますが、この事故は一体どんなものであるのか。それ以前にも多くの患者が過剰照射を受けたといいますけれども、一体全体お医者さんたちの教育はどうやっているのか、このような事故の予防はどうしているのか等について、ごく短くお答えいただきたいと思います。
岩
岩尾總一郎#17
○政府参考人(岩尾總一郎君) まず、医療現場でのエックス線の被曝といいますか、患者に対してでございますが、通常の医療では医師が患者との間に十分なコミュニケーションがなされて、それに基づいて、診断あるいは治療で医者の専門的な判断の中でCTあるいはエックス線などを診療に用いているということでございますので、患者の被曝量について直接規制するということは医療法では行っておりません。
ただ、CTなどによる放射線診断の際に発生する医療被曝は、IAEAなどが放射線防護安全指針を取りまとめるところでございます。診断、治療の際のCTなどエックス線の治療に当たりまして指針が出ておりますので、これを踏まえて、私ども、現在、厚生労働科学研究におきまして医療放射線の利用の在り方に関する研究を実施しております。本年度中に患者被曝の防止に関する具体的なガイドラインを作りたいというふうに考えております。
それから、国立弘前病院のケースでございますが、本年二月にこの過剰照射の事例があったということでございますので、私ども、放射線を取り扱う医師、技師の放射線防護に関する研修を実施しております。現在、今回の事件の原因究明、それから再発防止策を検討する委員会を中心に、事故防止マニュアルを作成しているところでございます。
先週、四月九日でございますが、過剰照射防止の徹底を図るために、都道府県、関係団体に対して通知を発出させていただきました。また、使用者に対する教育研修につきましても、今回の放射線障害の防止法改正案におきまして、放射線取扱主任者に関する定期講習の義務化が盛り込まれているということでございますので、私どもとしても関係団体、都道府県を通じて働き掛けてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →ただ、CTなどによる放射線診断の際に発生する医療被曝は、IAEAなどが放射線防護安全指針を取りまとめるところでございます。診断、治療の際のCTなどエックス線の治療に当たりまして指針が出ておりますので、これを踏まえて、私ども、現在、厚生労働科学研究におきまして医療放射線の利用の在り方に関する研究を実施しております。本年度中に患者被曝の防止に関する具体的なガイドラインを作りたいというふうに考えております。
それから、国立弘前病院のケースでございますが、本年二月にこの過剰照射の事例があったということでございますので、私ども、放射線を取り扱う医師、技師の放射線防護に関する研修を実施しております。現在、今回の事件の原因究明、それから再発防止策を検討する委員会を中心に、事故防止マニュアルを作成しているところでございます。
先週、四月九日でございますが、過剰照射防止の徹底を図るために、都道府県、関係団体に対して通知を発出させていただきました。また、使用者に対する教育研修につきましても、今回の放射線障害の防止法改正案におきまして、放射線取扱主任者に関する定期講習の義務化が盛り込まれているということでございますので、私どもとしても関係団体、都道府県を通じて働き掛けてまいりたいと考えております。
有
有馬朗人#18
○有馬朗人君 ありがとうございました。
やっぱりお医者さんたち及び技師の方たちに是非とも十分な教育をしていただきたいと思います。患者さんたちは余り知らないわけでありますから、そういうことを御注意いただきたいと思います。
そこで、エックス線についても放射線についても、国民が十分教育を受けていないと私は思っております。一方で、エックス線についてお医者さんの言うとおり幾らでも浴びますけれども、一方ではベータ線でジャガイモの芽を殺すとか殺虫するというようなことを非常に恐れて、いつまでもベータ線がジャガイモにくっ付いてくると思っている人たちが大勢いるわけですね。日常生活で極めて多くの場所で放射線が使われ、大きな役割を果たしておりますので、そしてまた、時には危険性を帯びております。ここでもっときちっと、放射線がどのように利用されているか、その効果や危険性について教育をすべきであると思いますが、いかがお考えでしょうか。
この発言だけを見る →やっぱりお医者さんたち及び技師の方たちに是非とも十分な教育をしていただきたいと思います。患者さんたちは余り知らないわけでありますから、そういうことを御注意いただきたいと思います。
そこで、エックス線についても放射線についても、国民が十分教育を受けていないと私は思っております。一方で、エックス線についてお医者さんの言うとおり幾らでも浴びますけれども、一方ではベータ線でジャガイモの芽を殺すとか殺虫するというようなことを非常に恐れて、いつまでもベータ線がジャガイモにくっ付いてくると思っている人たちが大勢いるわけですね。日常生活で極めて多くの場所で放射線が使われ、大きな役割を果たしておりますので、そしてまた、時には危険性を帯びております。ここでもっときちっと、放射線がどのように利用されているか、その効果や危険性について教育をすべきであると思いますが、いかがお考えでしょうか。
田
田村憲久#19
○大臣政務官(田村憲久君) 先生おっしゃられますとおり、大変今、我々の身の回りで放射線利用というものは進んでおるわけでありまして、我々の生活に切っても切れない、そういう存在になっておると思います。
ちょうど昨日、私、日本アイソトープ協会の滝沢研究所に行ってまいりまして、いろいろと視察をさせていただきました。
例えば、農業用の肥料等々とあそこの医療用の廃棄物、RIの廃棄物、これを比べますと、放射線の濃度といいますか、レベルは廃棄物の方が低かったりするわけでありまして、半減期が短いものでありますからそうなるんでありましょうけれども、そう思いますと、やはりその点を十分に国民の皆様方にも御理解をいただきながら、またそれが危ないものに対しての自らのある意味での防御にもなるわけでありますから、教育、啓蒙というものも大変重要だと思います。ちょうど人間が火を扱い始めたころに似ておるのかななんて気がいたしておりまして、もろ刃の剣といいますか、そういう中において、焼けば保存はできるんですけれども、しかしながら自らも焼いてしまう可能性がある、今ちょうど放射線に対してはそういう我々は認識なのかな。
そうなりますと、教育ということなんですけれども、実は今、例えば日本原子力文化振興財団におきましてはホームページでいろんな啓蒙をされておられます。それだけではございませんでして、例えば、小中高等学校の教員の方々を対象に原子力体験セミナーというものを放射線利用振興協会がやられておりまして、実績で、十五年度、四十四回、一千三百四十二人の先生方がこれをお受けになられておられます。また、中学校や高等学校等への講師の派遣ということでございまして、これは先ほどの日本原子力文化振興財団がやられておられるんですが、昨年度ベースで四百二十三回、二万六千六百二十八人の学生の方々がこういうものをお受けになられておられます。
それでも一部だというお話もあるんだと思うんですが、今、学校教育におきましても、指導要領等に基づきまして、理科等においてこの放射線の利用や性質、こういうものに対しての授業を行っていただいておるわけでありますが、何分、私も今、先生から御講義をいただきまして何となく分かったかなという気はするわけでありますが、難しいものでありますから、どうやれば子供たちにこれが理解していただけるか、これからもいろいろと模索をさせていただきながら、是非とも教育の方、啓蒙の方は進めてまいりたい、このように思っております。
この発言だけを見る →ちょうど昨日、私、日本アイソトープ協会の滝沢研究所に行ってまいりまして、いろいろと視察をさせていただきました。
例えば、農業用の肥料等々とあそこの医療用の廃棄物、RIの廃棄物、これを比べますと、放射線の濃度といいますか、レベルは廃棄物の方が低かったりするわけでありまして、半減期が短いものでありますからそうなるんでありましょうけれども、そう思いますと、やはりその点を十分に国民の皆様方にも御理解をいただきながら、またそれが危ないものに対しての自らのある意味での防御にもなるわけでありますから、教育、啓蒙というものも大変重要だと思います。ちょうど人間が火を扱い始めたころに似ておるのかななんて気がいたしておりまして、もろ刃の剣といいますか、そういう中において、焼けば保存はできるんですけれども、しかしながら自らも焼いてしまう可能性がある、今ちょうど放射線に対してはそういう我々は認識なのかな。
そうなりますと、教育ということなんですけれども、実は今、例えば日本原子力文化振興財団におきましてはホームページでいろんな啓蒙をされておられます。それだけではございませんでして、例えば、小中高等学校の教員の方々を対象に原子力体験セミナーというものを放射線利用振興協会がやられておりまして、実績で、十五年度、四十四回、一千三百四十二人の先生方がこれをお受けになられておられます。また、中学校や高等学校等への講師の派遣ということでございまして、これは先ほどの日本原子力文化振興財団がやられておられるんですが、昨年度ベースで四百二十三回、二万六千六百二十八人の学生の方々がこういうものをお受けになられておられます。
それでも一部だというお話もあるんだと思うんですが、今、学校教育におきましても、指導要領等に基づきまして、理科等においてこの放射線の利用や性質、こういうものに対しての授業を行っていただいておるわけでありますが、何分、私も今、先生から御講義をいただきまして何となく分かったかなという気はするわけでありますが、難しいものでありますから、どうやれば子供たちにこれが理解していただけるか、これからもいろいろと模索をさせていただきながら、是非とも教育の方、啓蒙の方は進めてまいりたい、このように思っております。
有
有馬朗人#20
○有馬朗人君 ありがとうございます。
私も時々カウンターなどを持って子供たちのところへ教育に行くんでありますが、やっぱりきちっと教えておかなきゃいけないと思っています。
そこで、安全性、廃棄物の処分等々に関しまして、今回の法律について少し質問させていただきたいと思います。
まず、私の感じでありますが、今回の改正は国際標準値を導入しようとする点で極めて適切であると考えております。そこで、具体的な国際標準値導入というのは一体どういう改正点を持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →私も時々カウンターなどを持って子供たちのところへ教育に行くんでありますが、やっぱりきちっと教えておかなきゃいけないと思っています。
そこで、安全性、廃棄物の処分等々に関しまして、今回の法律について少し質問させていただきたいと思います。
まず、私の感じでありますが、今回の改正は国際標準値を導入しようとする点で極めて適切であると考えております。そこで、具体的な国際標準値導入というのは一体どういう改正点を持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。
有
有本建男#21
○政府参考人(有本建男君) お答えいたします。
今回の改正でございます。これは、今御指摘のように、国際原子力機関、世界保健機関あるいは国際労働機関、こういった国際機関が協力をいたしまして、科学的見地から提唱いたしました放射性同位元素の規制の下限値の国際標準というものを我が国に導入しようというものでございます。
既にヨーロッパの主要国、あるいは中国、韓国等々も導入を済ませているところでございますけれども、主な改正点といたしましては三つほどあろうかと思います。
第一番目は、国際標準値の導入に伴います規制の対象となります放射性同位元素の範囲の拡大がございますので、これの規制につきましての制度作り、あるいは販売業、賃貸業の規制の合理化というところが第一点でございます。第二点としましては、作業現場の安全性の一層の向上ということでございまして、先ほど少しお触れになりましたけれども、従来の施設の定期検査に加えまして、作業現場のフィルムバッジを装着する等々、あるいはそういったデータを記帳するといったことを定期的に私どもで確認させていただくということ、それから放射線取扱主任者の定期講習の義務付けということでございます。最後の第三点としましては、放射性廃棄物の埋設による最終的な処分に関する安全の規定を整備するということでございます。
こういうものによりまして、我が国の放射線利用というものに対しまして、安全規制を国際的に整合性が取れたもの、それから最新の科学的な知見というものを反映した合理的なものになるものというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →今回の改正でございます。これは、今御指摘のように、国際原子力機関、世界保健機関あるいは国際労働機関、こういった国際機関が協力をいたしまして、科学的見地から提唱いたしました放射性同位元素の規制の下限値の国際標準というものを我が国に導入しようというものでございます。
既にヨーロッパの主要国、あるいは中国、韓国等々も導入を済ませているところでございますけれども、主な改正点といたしましては三つほどあろうかと思います。
第一番目は、国際標準値の導入に伴います規制の対象となります放射性同位元素の範囲の拡大がございますので、これの規制につきましての制度作り、あるいは販売業、賃貸業の規制の合理化というところが第一点でございます。第二点としましては、作業現場の安全性の一層の向上ということでございまして、先ほど少しお触れになりましたけれども、従来の施設の定期検査に加えまして、作業現場のフィルムバッジを装着する等々、あるいはそういったデータを記帳するといったことを定期的に私どもで確認させていただくということ、それから放射線取扱主任者の定期講習の義務付けということでございます。最後の第三点としましては、放射性廃棄物の埋設による最終的な処分に関する安全の規定を整備するということでございます。
こういうものによりまして、我が国の放射線利用というものに対しまして、安全規制を国際的に整合性が取れたもの、それから最新の科学的な知見というものを反映した合理的なものになるものというふうに考えてございます。
有
有馬朗人#22
○有馬朗人君 幾ら法律を作っても、手抜きをする人が一杯いますので、是非とも御注意いただきたいと思います。
今から少しそういう例について議論をさせていただきたいと思います。少し違った観点の原子力の安全管理について、別の法律だと思いますが、そのことについてちょっと触れさせていただきます。
今申しましたように、幾ら立入検査をきちっとやっても、現場は意識的に手抜き作業をするということがあるわけであります。このことを申し上げた理由は、ジェー・シー・オー事件というのがございまして、私も責任者といたしまして大変残念だったことがございます。
そのとき、稲葉副大臣には、当時の科学技術庁政務次官でいらっしゃいましたが、現地へ早速行っていただきまして、責任者として実に不眠不休の努力をされた、そして事故発生箇所に水を注入するということを決定されたということで、このジェー・シー・オー事件を、不幸中の、不幸ではあります、不幸中、不幸なことではありますけれども、早く止めることができたということに関しまして、稲葉副大臣の御努力に心から感謝を申し上げたいと思います。
さて、そのジェー・シー・オー事件に関連することでありますが、ジェー・シー・オーの担当部長に聞いた話では、裏マニュアルがあるということでありました。そのような不正な手法、極めて危険な工程でウラン溶液を処理していました。このような不正はなぜ見過ごされていたのでしょうか。
この発言だけを見る →今から少しそういう例について議論をさせていただきたいと思います。少し違った観点の原子力の安全管理について、別の法律だと思いますが、そのことについてちょっと触れさせていただきます。
今申しましたように、幾ら立入検査をきちっとやっても、現場は意識的に手抜き作業をするということがあるわけであります。このことを申し上げた理由は、ジェー・シー・オー事件というのがございまして、私も責任者といたしまして大変残念だったことがございます。
そのとき、稲葉副大臣には、当時の科学技術庁政務次官でいらっしゃいましたが、現地へ早速行っていただきまして、責任者として実に不眠不休の努力をされた、そして事故発生箇所に水を注入するということを決定されたということで、このジェー・シー・オー事件を、不幸中の、不幸ではあります、不幸中、不幸なことではありますけれども、早く止めることができたということに関しまして、稲葉副大臣の御努力に心から感謝を申し上げたいと思います。
さて、そのジェー・シー・オー事件に関連することでありますが、ジェー・シー・オーの担当部長に聞いた話では、裏マニュアルがあるということでありました。そのような不正な手法、極めて危険な工程でウラン溶液を処理していました。このような不正はなぜ見過ごされていたのでしょうか。
小
小田公彦#23
○政府参考人(小田公彦君) お答え申し上げます。
このジェー・シー・オーの事故につきまして、原子力安全委員会の方でウラン加工工場臨界事故調査委員会がございまして、その報告書によりますと、事故当時、ジェー・シー・オーが許可を受けていた加工事業につきましては、原子炉等規制法上、定期的な検査が義務付けられておりませんでした。
一方、施設の運転管理の状況調査につきましては、当時の行政庁である科学技術庁は、行政指導による任意の保安規定遵守状況調査や運転管理専門官による巡視を行っておりました。しかしながら、行政庁における業務の急増によりまして、法令上必須の審査や検査が優先され、任意事項である保安規定遵守状況調査は人員的に実施しにくくなっていたというふうに言われております。
また、運転管理専門官による巡視につきましては、ジェー・シー・オーについて毎月一回程度の巡視が実施されていたわけでございますが、事故を起こした転換試験棟につきましては、運転が不定期でかつ巡視の機会が少なかったことから、これらの巡視の際には施設が運転されていなかったことがございます。
以上の理由によりまして不正な工程が見過ごされたものでありますが、この反省を踏まえまして、年四回の保安規定遵守状況検査を原子炉等規制法で保安検査として位置付けるなどの改善が行われたところでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →このジェー・シー・オーの事故につきまして、原子力安全委員会の方でウラン加工工場臨界事故調査委員会がございまして、その報告書によりますと、事故当時、ジェー・シー・オーが許可を受けていた加工事業につきましては、原子炉等規制法上、定期的な検査が義務付けられておりませんでした。
一方、施設の運転管理の状況調査につきましては、当時の行政庁である科学技術庁は、行政指導による任意の保安規定遵守状況調査や運転管理専門官による巡視を行っておりました。しかしながら、行政庁における業務の急増によりまして、法令上必須の審査や検査が優先され、任意事項である保安規定遵守状況調査は人員的に実施しにくくなっていたというふうに言われております。
また、運転管理専門官による巡視につきましては、ジェー・シー・オーについて毎月一回程度の巡視が実施されていたわけでございますが、事故を起こした転換試験棟につきましては、運転が不定期でかつ巡視の機会が少なかったことから、これらの巡視の際には施設が運転されていなかったことがございます。
以上の理由によりまして不正な工程が見過ごされたものでありますが、この反省を踏まえまして、年四回の保安規定遵守状況検査を原子炉等規制法で保安検査として位置付けるなどの改善が行われたところでございます。
以上でございます。
有
有馬朗人#24
○有馬朗人君 原子力の安全について、今のような法律の改正等があり、御努力をいただいていると思いますが、それをしっかり守るように産業界並びに当事者に御教育をお願いいたしたいと思います。
裏マニュアルはよもや作るような状況ではないでしょうね。その点はどう管理しておられますか。
この発言だけを見る →裏マニュアルはよもや作るような状況ではないでしょうね。その点はどう管理しておられますか。
有
有本建男#25
○政府参考人(有本建男君) 先ほど申しましたように、今回の改正の大きな柱といたしまして、いろいろ工場等の作業現場のそのソフト的な安全管理というところをまずきちっとしていただくということで、これを、国としてそういった記帳のデータあるいは教育訓練のデータというものを確認をするという制度を新しく創設をいたしたいというふうに思ってございます。
それから、放射線取扱主任者につきましても、従来は、免状を交付されますと、もう途中で講習を受けなくても基本的にはいいということでございましたけれども、これも定期的に受けていただくということを義務付けると。これは、どういう事故があったのか、どういう科学的な知見がどんどん今発展しているのかということを定期的に自ら勉学していただくということでございます。
こういった制度を新しく設けまして、さらに私どもとしましては、既にやってございますけれども、繰り返しいろんな場でメーカーの方々あるいは消費者団体の方々も含めましてシンポジウム等をやりまして、とにかく現場の安全の文化というものを徹底するということを努力をしているところでございまして、それからもう一つ、年間、現在三百回程度立入検査をやってございますけれども、これにつきましても抜き打ち的な検査をたくさんやるということで常に緊張関係を保持するということが大事かなというふうに思ってございます。
この発言だけを見る →それから、放射線取扱主任者につきましても、従来は、免状を交付されますと、もう途中で講習を受けなくても基本的にはいいということでございましたけれども、これも定期的に受けていただくということを義務付けると。これは、どういう事故があったのか、どういう科学的な知見がどんどん今発展しているのかということを定期的に自ら勉学していただくということでございます。
こういった制度を新しく設けまして、さらに私どもとしましては、既にやってございますけれども、繰り返しいろんな場でメーカーの方々あるいは消費者団体の方々も含めましてシンポジウム等をやりまして、とにかく現場の安全の文化というものを徹底するということを努力をしているところでございまして、それからもう一つ、年間、現在三百回程度立入検査をやってございますけれども、これにつきましても抜き打ち的な検査をたくさんやるということで常に緊張関係を保持するということが大事かなというふうに思ってございます。
有
有馬朗人#26
○有馬朗人君 そのときに不幸にも亡くなられましたお二人の御冥福を祈り続けておりますが、その中のお一人は農業高校出の人であったと私は記憶しております。専門でない人が原子力に関すること、特に放射能に関することをやっていたわけでありまして、オン・ザ・ジョブ・トレーニングを工場がしっかりやるべきだったと思いますが、その点に関してどうお考えでしょうか。
この発言だけを見る →小
小田公彦#27
○政府参考人(小田公彦君) お答え申し上げます。
ジェー・シー・オー事故で亡くなられた方の卒業した高校の専門につきましては、必ずしも国の事故調査では明らかにされていなかったわけでございますが、報道によりますと、一名は普通高校出身であり、もう一名は工業校出身であると承知してございます。また、ジェー・シー・オーでは作業者に関する教育訓練はOJTに、オン・ザ・ジョブ・トレーニングに重点を置いていたということでございますが、実際には教育の体系化が図られておらないで臨界安全管理に関する知識が従業員の間に十分に浸透していなかったものと考えられております。
ジェー・シー・オー事故を踏まえまして、現在では原子炉等規制法に基づきまして保安規定において保安教育を事業者に義務付けておりますので、施設の安全な操業のために必要な教育が実施されるということになってございます。
以上であります。
この発言だけを見る →ジェー・シー・オー事故で亡くなられた方の卒業した高校の専門につきましては、必ずしも国の事故調査では明らかにされていなかったわけでございますが、報道によりますと、一名は普通高校出身であり、もう一名は工業校出身であると承知してございます。また、ジェー・シー・オーでは作業者に関する教育訓練はOJTに、オン・ザ・ジョブ・トレーニングに重点を置いていたということでございますが、実際には教育の体系化が図られておらないで臨界安全管理に関する知識が従業員の間に十分に浸透していなかったものと考えられております。
ジェー・シー・オー事故を踏まえまして、現在では原子炉等規制法に基づきまして保安規定において保安教育を事業者に義務付けておりますので、施設の安全な操業のために必要な教育が実施されるということになってございます。
以上であります。
有
有馬朗人#28
○有馬朗人君 私はこの事故の直後に、亡くなった方、当時はまだ亡くなっておられませんでしたが、被曝した方々の胸に付けるバッジを持ってきてほしいということを申しました。ついに持ってきてもらえませんでした。後で聞いたところによりますと、管理区域の中に三十人ぐらいの人が入っていましたけれども、相当数の人がバッジを付けていなかった。特に亡くなられた方及びもう一人、近くで被曝された方はバッジを付けていなかった。幾ら法律を作っておいても、そういう管理区域の中に技術職員、研究者がバッジを付ける等々、規則どおりのことをしていなければ、法律は役に立たないと思うのです。
そこで、今回の改正で、放射線同位元素等々で事故が起こらないように、オン・ザ・ジョブ・トレーニングを含め、放射線取扱主任者以外にも十分教育を行ってほしいと思いますが、行えるのでしょうか。
この発言だけを見る →そこで、今回の改正で、放射線同位元素等々で事故が起こらないように、オン・ザ・ジョブ・トレーニングを含め、放射線取扱主任者以外にも十分教育を行ってほしいと思いますが、行えるのでしょうか。
有
有本建男#29
○政府参考人(有本建男君) 先ほども一部お答えをいたしましたけれども、今回の改正で現場におきます教育訓練というものがどういうことがやられているかということを必ず記載するという、これを、記帳ということを義務付け、それを私どもの方で確認するという制度になってございます。
そういう意味で、私どもがその確認をするということは現場にとっても非常に重たい義務感なりあるいはモラルというものを向上するというふうに考えてございまして、この制度導入というのは非常に大事なものというふうに理解しております。
この発言だけを見る →そういう意味で、私どもがその確認をするということは現場にとっても非常に重たい義務感なりあるいはモラルというものを向上するというふうに考えてございまして、この制度導入というのは非常に大事なものというふうに理解しております。