森田一の発言 (国土交通委員会)

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○森田委員 それから、これは若干国土交通行政から離れるというか、もっと一般論になるかもしれませんが、実は、私の小冊子、「硯滴」という小冊子に書いてあるわけでございますが、この間、予算委員会から出てきたときに小泉総理から、あれ読んだよということを言われた件についてでございます。
 我が国に、明治時代にいわゆる官僚制度が導入されたわけでございます。そして、そのときの情勢を見れば、それまでは薩長土肥でなければ偉くなれないという時代でございますから、才能さえあれば全国のだれでもしかるべき地位につけるという意味において、大変に新鮮な制度だったわけでございます。
 しかし、その後、時代が変わるにつれて、正直申しまして、官僚制度、私も官僚の出身でございますが、だんだんと硬直化が進んで、特に、一九四〇年体制と申しておりますが、第二次大戦を遂行するために昭和十五年に四十本ばかりの法律をつくりまして、官僚の統制一下、国民が全部動けるようにしたわけでございます。そして、戦後も、内務省の解体等はありましたが、占領軍は間接統治をするというような目的もありまして、根本的にはこのような点には手をつけなかったわけでございます。
 したがいまして、大臣を初めここにいらっしゃる皆さん方、副大臣、政務官の皆さん方、これらの皆さん方は、官僚制度のメリット、確かに、四〇年体制とはいいながら、高度成長のときにはそれなりの力を発揮したわけでございますが、私の持論は、もう高度成長の時代じゃなくて情報時代になりますと、官僚の皆さん方が考えてそのとおりに動くというような時代ではなくなっておりますし、官僚の皆さん方が考えることにももはやおのずから限界があるというようなことがございますし、それから、先ほど申し上げたように硬直化が非常に進んできておる。
 例えば、これまた官邸の丹呉秘書官が私のホームページにあったのを小泉総理に見せたようでございますが、私が国際金融局の総務課にいたときに入ってきましたのが今官房副長官補をしておる伏屋さんでございまして、すばらしい成績の人でございます。ただ、入ってきてしばらくたって、外務省と一時間やりとりをしておる。それで、何をやりとりしておったんだということを聞きましたら、外務省が電報が来たからとりに来いと。だが、大蔵省は全部各省から持ってくることになっている。だから、とりに来い、持ってこいということで一時間やりとりをしまして、そして結局、大蔵省と外務省の間にある道路の中央で受け渡しするというようなことで決着した。これはもう本当にまじめに伏屋さんはやっていたわけでございますけれども。
 例えばそれに象徴されるがごとく、いろいろな弊害も出てきておるわけでございまして、大臣、副大臣、政務官の皆さん方は、官僚制度のメリットは十分に生かすと同時に、長年の間についたあかをそぎ落とすことが必要だと考えておるわけでございまして、この点、直接国土交通行政にかかわるものとは限りませんが、大臣の御所見をお伺いしまして私の質問を終わらせていただきます。

発言情報

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発言者: 森田一

speaker_id: 33303

日付: 2005-02-23

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会