岩國哲人の発言 (予算委員会)
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○岩國委員 それでは、人が渡っていれば、信号は赤でも青とみなされるということになりやすいんです。岡田代表が聞いたのは、今の信号は赤だからとまったのか、青だから渡ったのか、それを聞いているときに、人が渡っていれば信号は青に決まっています、こういう考え方を子供たちにさせてはいけないということなんです。そうでしょう。
世の中にいろいろな人がいて、赤信号でも横断する人はいます。それを見て子供が、ああ、あのおじちゃんが渡っているから信号は青なんだ、総理大臣がそうおっしゃったといって、それで渡ったらどういうことになりますか。そういうわかりやすい質問なんです、これは。
問題をやたらに複雑にしないで、戦闘地域でないという根拠で私はそういうふうに判断したんです、信号は青信号です、だから渡らせたんだという説明をしっかりとしていかないと、子供たちが混乱しますよ。人が歩いていれば青信号だ、こういうふうな説明に国会ではなっているわけです。
ベイルート所長のとき、私の運転手はフセインという名前でした。フセインという名前はあそこら辺に非常に多いんです、御承知のように。このフセインという私の秘書兼運転手は、レバノン陸上界の星と言われた、若くて勇敢で優秀な青年でした。今は戦渦の中に消息を絶ちました。
このフセインという運転手が私にいつも言っておったのは、このアラブの世界では赤信号と青信号がある。しかし、彼は赤信号でも一遍も私の車をとめなかったんです。なぜか。それは赤信号でとまっている車を狙撃するテロやゲリラがその辺にいっぱいいる地域だったんです。彼は、私にちゃんとそれを説明し、赤信号でも私はとまりません、そのときには車の中で身を伏せていてくださいと。そういう地域なんです、アラブのレバノンでさえも。テロやゲリラがどこにいるかわからない。
今、総理の判断としては、あの地域は依然として青信号なのか、赤信号なのか、故障している信号なのか、簡単に答えてください。