佐々木秀典の発言 (予算委員会)
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○佐々木(秀)委員 ぜひそういうような要請に応じられる体制を講じていただきたいということを強く要請しておきたいと思います。
そこで、これから少し、政治と金の問題に入らせていただきたいと思います。
御承知のように、昨年来、政治と金をめぐる問題は国民的な大きな関心を呼んでおります。そうした中で、例えば、自民党の派閥である平成研に対する日歯連からの一億円の献金事件、それと、その収支報告の記載などをめぐって刑事裁判も起こっております。これに関しては、議員関係では、元議員でありました村岡兼造氏が起訴をされている。ところが、この一億円の献金、それを直接に授受、受け取った橋本元総理大臣は起訴されておりません。
橋本さんについては、昨年、衆議院の政治倫理審査会で弁明がございました。私も傍聴いたしましたけれども、しかし、これはとても真相を解明するものだとは思えなかった。むしろ、授受自体については、さまざまな周囲の状況からしてあったのだろうと思うけれども、自分が受け取ったということについては記憶していないということで、まことに納得のいかないような釈明だったわけでありますね。
しかし、検察としては、この事件をめぐって、受け取った側の橋本総理、それからこの授受があったとされる席に同席されていたということがいろいろなことからはっきりしている野中前衆議院議員、それから現在参議院議員、現職であります青木議員などについても、被疑者として一応調べたようでありますね。その結果、検察は村岡氏だけを、その席に居合わせなかった村岡氏だけを起訴して、橋本元総理それから青木参議院議員については嫌疑不十分で不起訴、野中前議員については、一応疑いはあるんだけれども、情状によりということなんだろうと思いますが、起訴猶予という処分にした。
これは明らかに不公平だし、事実に反するのではないだろうかということで、私どもの同僚議員、辻議員と永田議員がこの三人について改めて捜査をするようにという告発をしたのに対して、東京地検はこれまたこの告発の申し出を却下いたしました。これに不服を唱えて検察審査会に審査の申し出をしたところ、きのうも仙谷議員から話があったように、東京第二検察審査会が、この不起訴処分は不当だ、捜査をしなさいということを、東京地方検察庁の検事正あてに議決書を一月の二十七日付で送っているわけですね。そういうことがあります。
それで、村岡さんの裁判が続いておりますけれども、実は一月の十二日に、この村岡さんの指示で一億円について橋本元総理から金を受け取って銀行に入れ、そしてそれをまた銀行から引き出して現金化して選挙資金その他として使ったと言っている滝川という人、この人はもう既に調べられたことについて全部容疑を認めて、去年のうちに裁判が一日で片づいて、二日目にはもう判決が出ているというので有罪が確定して、控訴もしないでいるわけですが、この滝川氏が一月の十二日の村岡裁判では検事側の証人として出廷をいたしました。実は、私も実際に傍聴してまいりました。そこで彼の供述は、検察官に対する供述と一部記憶違いがあったということで、訂正などもあったりしているんですが、いずれにしても、村岡さんとは全く違ったことを言っているわけですね。
それから、さっき言ったように、橋本元総理の供述も、私どもとしては非常に納得しがたいものがある、そういうことで、司法の場とは別に、やはりこの国会の場でこういうことについては私どもとしては明らかにする必要があるという考えで、さきの、昨年の臨時国会では十二名の証人喚問要求をいたしましたが、今回はそれをさらに絞って、現実的にしようということで六名に絞って、さきに理事会で証人喚問請求をする、それからこの委員会でも、さきに質問いたしました私どもの川端幹事長がこれまた請求をしております。しかし、残念ながら、それが実現せずに今日まで至っておるわけです。
しかし、私ども、理事会でこの問題を協議しておりまして、与党の理事の皆さんもこれを真剣に考えなければならないということで、これまで協議が進んだ。それで、二月一日の理事会において、委員長の方から、政治と金に関する諸問題については、これまでの与野党間の協議と今後の集中的な審議の経過を踏まえて、お互いに誠意を持って協議、検討し、対応するというメモが出されております。
私どもとしては、どうしてもこの問題について集中審議をしなければならない、あるいは証人、場合によっては参考人でもやむを得ないかなと思いますけれども、これについては協議させていただきますが、どうしてもこのことについては議論をする必要がある。そしてこういう関係者の方々にここに来ていただいて、真実を話していただかなければならない、言っていることが違うんですから、どっちかがうそを言っているに違いないんですから、こういうように思っております。
総理にも、このことについては議会の方にお任せする、こういうことですけれども、この態度、お考えに変わりはないですね。