柳井俊二の発言 (外交防衛委員会)
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○参考人(柳井俊二君) 私の方から先にお答えさせていただきます。
第一の靖国神社の代わりの施設を造るということについてはいかがかという御質問だと思いますが、私、国際的には、諸国の例を見ましても、宗教と関係なくそういう国立墓地であるとかあるいは無名戦士の墓であるとか、そういうものがある場合が多いわけでございまして、国際的にはそういうものがあれば非常に望ましいとは思います。
ただ、それをするためにはこれまでの靖国との関係をどうするかという問題がございますので、新しい施設を造るということについてはやはり国内のコンセンサスというものがないといけませんので、その辺の議論をまずするのが先決であろうかというふうに思います。それができればもちろん国際的には望ましいというふうに思います。
それから第二の点でございますが、中国の若い世代の人たちの考え方についての御指摘は、正にそのとおりだと思います。やはり彼らは文化大革命とかあるいはそれ以前の経験がないわけでございまして、全く新しい環境の下で育った中国人でございますから、そういう若い世代に対する教育というものは、基本的にはそれは中国側の問題ではございますが、先ほども触れましたように、やはり若い世代にはますますもって日本の、戦後の日本、現在の日本というものを知ってもらう必要があろうかというふうに存じます。
それから三番目のEUの、EU諸国による武器禁輸解除問題、あるいはロシアのパイプライン問題、あるいはインドと中国との関係改善、朝鮮半島の情勢に触れられた上で、日本の東アジア外交が後れを取っているんではないかというふうに御指摘があったわけでございますが、率直に申しまして、私もその点は危惧するところでございます。
EUの武器解除の問題につきましては、これにははっきりと反対ということを明言すべきだと思います。政府はそのようにしているとは思いますが、この点は極めて明確に彼らに対して言う必要があるというふうに思います。アメリカは日本の立場を理解してくれているようでございますが、やはり直接EU諸国に対してそういう立場を明らかにしていくということが重要だと思います。
それから、パイプラインの問題につきましては、ロシアは御承知のとおり今石油関連の輸出で非常に潤って、石油、ガスで潤っているわけでございまして、ロシア経済は最近、案外高度成長しておりますが、恐らくその半分以上は石油、天然ガスからの収入によるものだろうと思います。そういうことからいっても、またロシアと中国との国境問題その他の問題が調整されているということからいって、中ロ関係が改善していると。これはインドとの関係も似ているわけですが、そういうこと自体はむしろ歓迎すべきことだろうと思いますが、我が国は我が国として、やはり北方領土の問題がございますけれども、やはりロシアとの関係というものをより太くしていくと。
例えば、ロシア経済については非常にアレルギーが強いわけでございますが、例えばロシアに対する投資というものも、もう少しよく考えて、促進する余地があるんではないかと思います。また、ごく最近ウクライナに行ってまいりましたけれども、あの国の非常に大きな潜在力というものは必ずしも日本では認識されていないんではないかと思います。したがいまして、旧ソ連、特にウクライナ等の、あるいは中央アジアの主要国等との関係の改善というものはまだまだやる余地があると思いますので、そういうことを通じて日本の東アジア、あるいはもうちょっと広くなりますけれども、外交の強化を図る可能性は十分にあると思います。
インドにつきましては、先ほど冒頭申し上げたとおりでございます。
朝鮮半島については、もうこれも最初、先ほど申し上げたとおりでございます。