澤雄二の発言 (外交防衛委員会)
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○澤雄二君 今日は、柳井参考人、小島参考人、大変貴重な、また示唆に富む意見たくさん、どうもありがとうございました。
私、小島参考人に幾つか御質問をさせていただきたいというふうに思いますけれども、最初に、参考人が言われました中国政権のジレンマについて、ちょっと元の職業であります記者に返ってジャーナリスティックに聞かせていただきたいなというふうに思います。
今回の、最初にデモのきっかけでありますけれども、一体どういうことが引き金になったのかと。事の真実はよく分かりませんが、そのきっかけになったのはアメリカ西海岸からのインターネットで、それは華僑若しくは韓国の人たちが発信したものだという情報があったりとか、それからこれは画面を見ていますともう明らかに分かりますが、笑顔で投石をしている人たちがいるんだと、それからまたこれは情報でございますが、終わった後にお帰りはこちらといって観光バスに案内されて帰っていったグループがいると。非常に合点がいかないデモであったというような気がいたします。
それから、先ほどジレンマの話をしていただきましたけれども、それの関連で、愛国教育、これが日本に対する対日運動のきっかけになっていくというお話があって、それが国内の不満をそらすために使われるというお話がありましたけれども、もう一つそのジレンマのお話で伺うと、今回のデモがある種権力闘争に使われているような気配はないのかということでございます。
それから、謝罪ができないというふうに先ほど小島参考人はおっしゃいました。何かそういう理由があるんだろうと。謝罪するということは、もし権力闘争があれば謝罪するということは相手に対して非常に得点を与えることですからできないだろうと。だから、そういう何か影は今回の騒動ではなかったのかなというふうに思います。
それから、私は基本的に、この中国と日本の関係、特にこの数年の間、ナショナリズムの対立だということを言う方がたくさん、多いんですが、私はそういうナショナリズムというのはそういうふうに余りなかったんじゃないかという気がしますが、愛国教育をきっかけにして、若者たちの間で、先ほど小島参考人は若者の気持ちの中に二つの気持ちがあると言われましたが、その一方で、対日、抗日というナショナリズムの急速な高まりというのはあるんだろうかと。その高まりというのは今後シェアを増やしていって将来の日中関係の関係改善の大きな妨げになる可能性があるかどうかということについてお伺いしたいと思います。
最後に、これは柳井参考人も小島参考人も言われましたけれども、こういう日中関係の改善するために大きな役割として、歴史の共同研究というのが提案されました。これは韓国ともやって二回シンポジウムを開きましたけれども、柳井参考人が言われた、ドイツとフランス、正にドゴールとアデナウアーが指導力を発揮して一九五〇年に教科書の改善プログラムというのを進めました。これも物すごい規模でやられました。それから、一九六三年には青少年の交流計画というのを、これも百万のオーダーで毎年プログラムをされました。小島参考人は、胡耀邦が三千人招いたじゃないか、こういうことの可能性は本当に改善につながるのか。
それから、もう一つ心配なのは、これを進めていったときに、小島参考人が言われました、中国が受けると思わなかったという中国側の理由、これを乗り越えることができるかどうか、その点について伺いたいと思います。