小島敏郎の発言 (環境委員会)
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○政府参考人(小島敏郎君) EUの方では、長期目標ということで、産業革命前と比べて二度Cを超えるべきではないということがEUのサミット、いわゆる大統領・首脳レベルでの政治的な合意として確立をされております。
この産業革命前と比べて二度Cを超えるべきではないと、日本の専門委員会は工業化前と、こういうことでございますが、既にこの百年の間に〇・六度上昇をしているということでございますから、差引きあと一・四度の上昇と、こういうことになります。これは、IPCCの提案をした今世紀末までに一・四度から五・八度の上昇ということの下限であります。その下限がEUにおける目標ということになっております。
この二度Cということを、いわゆる条約の究極目的に書いてあります温室効果ガスの大気中濃度ということに翻訳をしていかなければならないわけでありますが、その点について、日本の専門委員会は五五〇ppm以下、一つの計算によると四七五ppmという数字も出しております。ヨーロッパにおきましては、その数字を四五〇ppm以下でありますとか五五〇ppm以下というような目標を出しております。ドイツは四五〇ppm以下、イギリスは五五〇ppm以下ということであります。これは究極目標でありますので、中期目標としての二〇五〇年の目標を立てております。
この中期目標はCO2の濃度の排出量を目標としておりまして、例えばイギリスでは、エネルギー白書で、二〇五〇年までにCO2を六〇%を削減するという中期目標を立てて、それを実現するためのイギリス国内におけるエネルギーの需要と供給をどのような構成にしていくかということの研究を政府においてもしているという状況でございます。