若林正丈の発言 (国際問題に関する調査会)
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○参考人(若林正丈君) これはなかなか満足のいくお答えができないかというふうに思うんですけれども、東アジア共同体というふうなコンセプトというのは、要するに中国大陸に生じている経済ダイナミックスに周辺の経済がどのように調和的にかかわっていくのが一番いいのかという、そういう問題であろうかというふうに思います。
ただ問題になるのはやはり台湾問題でありまして、そういう中国大陸に生じているダイナミックスの中では、もう台湾の経済、台湾の資本あるいは台湾の経済力というものが重要な一部にもう既になっているという、既にもう事実としてはそういうものが存在しているというところで、また新たな共同体ということを考える場合に、やはり台湾のステータスということと安全保障の問題というものがそこに生じてきてしまうという難しい問題があるのではないかというふうに思われます。
ですから、台湾の方では東アジア共同体の議論が進むんだけれども、そこから、議論のプロセスから除外されてしまうんではないかというおそれと、その一方で、先ほど高原先生が御紹介されたように、その一歩としての香港・マカオ、中国大陸のFTAというふうなことを考えると巻き込まれてしまうんじゃないかというおそれと、両方が存在しているという状況なのではないかなというふうに思っております。
余り十分なお答えにならないんですけれども、今のようなことでお願いいたします。