谷口和史の発言 (外務委員会)
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○谷口(和)委員 次に、今度は日本とインドの関係についてお伺いをしたいと思います。
インドはアジアの巨象というふうに言われておりますけれども、日本とインドの貿易額を見ますと、韓国とインドとの大体十分の一、そして、中国とインドの三十分の一ということで、これまで日本とインドの関係は余り目立たないというか、特に目立つようなものではなくて、最近では中国に対する牽制というような文脈でこの日印の関係強化が語られることが多いように思うわけですけれども、私は、単に、インドとの関係強化というのは中国に対する牽制ということにとどまらず、日本にとってインドは、インドの持つ潜在力、またIT分野における急成長、そして地理的な位置など、経済安全保障面でも非常に大事であり、また魅力的である、こういうふうに思うわけであります。さらに、アジア地域の発展という意味でも無視できない、こういう存在になっていると思います。
インドは、インドの状況を見ますと、ITとかそれから医療技術、こういった分野では世界の最先端を行く能力を持っておられるわけで、その一方で、製造業はどちらかというと弱い。そうすると、日本とお互いに補完関係というか、補い合う、そういう体質にあるかというふうに思うわけです。
この日印関係を、今も政府は大変御努力をされていると思いますけれども、より発展させていくためには、経済連携協定、EPAなど経済面での協力をしっかりと進めていくことが大事であるというふうに思います。
EPAにつきましては、麻生大臣が一月にインドを訪問された際に、EPAの可能性を真剣に検討していくということで合意をされております。それから、今月の八日に日本記者クラブで講演をされた中で、EPAについて、慌ててやる必要はないが、急いでやるべしというふうにおっしゃられて、その後、三つの改善策を提案されております。
その中で、その第一として、これまでの交渉の蓄積ができてきたので、初めから仕上がりの姿をいわばひな形という形で相手国にお見せし、つくっていく方法がある、これは、ベトナム、ブルネイ、そしてインドといった相手に試しつつある、こうおっしゃられておりますけれども、実際に、今このインドとのEPA締結に向けた交渉はどういう状況であり、今後どう進めていかれるのか、また、締結に向けて何か障壁となるようなものがあるのかどうか、お伺いをしたいと思います。