佐藤ゆかりの発言 (財務金融委員会)

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○佐藤(ゆ)委員 ありがとうございます。
 ただ、せっかく御回答いただいたんですが、諸外国でインフレターゲットを導入して、そのルールの上にのっとって裁量を使いながらうまく運営をされている中央銀行は多々あるわけでございます。日本銀行の今回御回答された形では、ルールなしに裁量だけが前に出ているという気がしてならないわけですけれども、やはり金融市場にとりましても、それではなかなか期待が収れんしにくいという問題がありまして、期待が収れんしにくいということであれば、ますます最終的な物価の目標も達成しにくいということになるのではないかと思います。
 特に、ルールの上での裁量ではなくて、裁量だけになりますと、具体的に問題として想定されますのは、これまで量的緩和の時期に言われておりました時間軸効果ですが、これが今後コミットメントがないルールなしの裁量政策になりますと、まずこの時間軸効果が失われてきてしまうということがあると思います。
 例えば、大まかにも三年後あるいは四年後にCPIをゼロから二%のレンジで、一%を中央値として目指すというようなルールのもとで、裁量をつけながら運営をされるということであれば、そういったコミットメントのもとで、ある程度時間軸効果というのも確保されるのではないかと思われますが、そこは今回、そうしますと、日銀の御決定のもとで時間軸効果というのはあえてあきらめる、そういった御決定というふうに理解してよろしいのでしょうか。

発言情報

speech_id: 116404376X00720060310_025

発言者: 佐藤ゆかり

speaker_id: 24697

日付: 2006-03-10

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会