岡下信子の発言 (文部科学委員会)
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○岡下委員 今のお答えを伺いまして、設置者が安心してといいますか、認定こども園に早くできるような、そういう手だてを今考えていてくださると思うんですけれども、ぜひともこの懸念を払拭するような制度にしていただきたいと希望しておきます。
それから、次は、これは私案でございますが、平成十四年の十一月に自民党に食育調査会が設置されたそのとき以来、人間力の根本である食育が我が国の未来にとって重要な課題になるとの認識のもとに、真剣に私は取り組んでまいりました。平成十五年に政策提言をいたしまして、六月の骨太の方針に組み込まれて、平成十七年七月に食育基本法の成立を見ました。我が国の未来を担う子供たちが健全な食生活を実践し、生涯にわたって健全な心身と豊かな人間性をはぐくんでいくための食育推進運動をこれから展開していくことになりました。
食育は、体だけではなくて心も育てます。毎日食べるものへの感謝の気持ちや、食事前後のあいさつ、正しいはしの使い方など、日本の食文化を伝えていくものでもあります。近年、生活時間の多様化等とも相まって、家族や友人たちと楽しく食卓を取り囲む機会がだんだん少なくなりつつあります。心豊かに生活していく上では、できるだけこのような機会を持つよう心がけることも大切であります。
そこで、文科省が家庭教育支援に重きを置いて、「早寝早起き朝ごはん」を提唱するのであるならば、私の提案を聞いていただきたいと思います。
それは、少子化が進む現在、兄弟姉妹の触れ合いがない子供が多くなっていると思います。認定こども園では、幼稚園児、保育園児に、完全給食は無理としても、せめて週に一、二回でも、ともに食卓に着く機会を設けてはいかがなものでしょうか。そして、こうしたことによって、年長の子は小さい子を思いやり、そしていたわって世話をします。また、小さい子供は、お兄さん、お姉さんと触れ合う場を得て、家庭では味わえない楽しさや喜びを実感することによって、家庭へのよき波及効果をもたらすことも期待できるのではないかと思います。
しかし、幼稚園には給食の設備がございません。また、保育所においては、調理室の設置義務を廃止すべきではないかという声さえ多く聞かれるようになっております。こうした状況を踏まえれば、食育基本法ができたにもかかわらず、就学前の子供に対する食の問題は、安易な規制緩和論にのみ込まれようとさえしております。
食育の重要性にかんがみ、認定こども園においては調理室の設置を求めるべきではないでしょうか。せめて離乳食等の対応が必要な低年齢児については、温かくきめ細やかな給食が提供できるよう調理室の設置を義務づけるべきではないでしょうか。このことについてお伺いいたします。