池坊保子の発言 (文部科学委員会)

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○池坊委員 おはようございます。公明党の池坊保子でございます。
 この法案につきましては先回も大臣にお伺いいたしましたので、幾度となく質問を重ねてまいりましたが、今国会での委員会はこれが最後になるのではないかと思いますので、大臣に、質問というよりは大英断をお願いしたく、ここに立ちました。
 先回問題になりました芸術選奨のあり方でございます。
 政治家になりましてから、その時々において、私は、担当者にもっと細やかな選考のあり方があるのではないかと言ってまいりましたけれども、そのたびごとに、検討いたしますとか、これで十分でございますと言われてまいりました。
 考えてみましたら、担当者にこのような改革を求めるのは無理でして、やはり私は政治家である大臣に、ぜひこの選考のあり方を改革していただきたいというふうに思っております。大臣はバランス感覚もおありでいらっしゃいますし、リーダーシップもおありですので、ぜひこれはしていただきたいことでございます。
 国が関与しております賞はたくさんございますが、例えば芸術院賞、これは組織が別だと言われてはおりますけれども、天皇皇后両陛下もお出ましになる大変権威あるものでございますとともに、予算も十億以上、これは文化庁からだとは思いますが、出ておりますから、やはりしっかりしたものにしていかなければいけないと思います。
 文化、芸術に携わって人生を賭している人にとっては、文部科学大臣賞を受けるということは強い重みがございます。だからこそ私は、公平性、透明性が求められるのではないかと思います。確かに文化、芸術を選考するのは難しいのですが、専門性を有している人が選考したならば、必ずそれは透明性も公平性も担保できるということを私は申し上げたいのです。
 一番の問題は、選考委員会に諮られる以前の公的機関自身の候補の選定の仕方に私は問題があると思います。公的機関は候補者を選定する段階で十分な調査をすべきだと思います。でも、今回、それは全く欠如しておりました。
 この作者の盗作情報というのは、美術家の中心部にいる方々は、昨年八月、彼が展覧会を東京で開催されたときに既に表面化して知っておりました。御存じのように、昨年四月に三重県立美術館、八月に渋谷区立松濤美術館、そして十一月二十六日に茨城県つくば美術館でしておりまして、つくば美術館のときには館長あてにしっかりとした手紙も来たというふうに聞いております。
 そして、私が残念だと思いますのは、こういう問題が起きました後、五月に開かれました選考委員会のときに、委員の七人のうち四人が欠席なさったというのは、ちょっと私は無責任なのではないかなというふうに思います。その中で唯一救われましたことは、文化庁の担当者が速やかに調査に乗り出したこと、そして大臣がいろいろな情報収集の中でそれを取り消されたということではないかというふうに思っております。
 この美術部門の審査員、洋画の専門家は何人いたのか、選考のための審査会は何度開かれたのか。そして、美術といっても、書とか七宝は選考できる能力を持っている、専門性を有している人がありませんから、今まで選考されてこなかったのではないかというふうに思うのです。ですから、芸術選奨の受賞候補者というのはまずどのようにして選ばれるのか、そして受賞者選考の基準は何か、これは全く見えてこないんですね。
 芸術選奨は、その年に業績があり、新しい分野を切り開いた人というふうになっております。ですが、本当に切り開かれたのかなという気も私はいたしております。
 それらのことを含めまして、選考のための審査会は何度開かれたというのはわかるでしょうか。わかったら教えてください。これは次長でもいいです。あとは大臣、お願いいたします。

発言情報

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発言者: 池坊保子

speaker_id: 15433

日付: 2006-06-14

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会