小坂憲次の発言 (文部科学委員会)
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○小坂国務大臣 委員から御指摘いただきましたように、今回の芸術選奨にかかわる取り消しの問題、盗作問題というものは、結果として、必要な周辺情報が不足していたことになりまして、選考手続に大きな瑕疵が生じてしまったということは、大きな反省であり、まことに遺憾なことだと、おわびを申し上げたいと私は思っております。
私は、今回のこの一連の事件を通じまして、選考のあり方並びに迅速な処理について文化庁を指導してまいりました。そもそもこの芸術選奨の実施要項というものは昭和四十五年に定められておるわけでございますが、平成十五年に、今日の制度のより適正化を図るという点から、選考審査員七名、それぞれの部門の七名に加えまして、それぞれの部門別に十人の推薦委員というのをまた新たに設けまして、その推薦委員の推薦に基づいて選考委員がさらなる選考をする、こういう過程を経たわけでございます。
しかしながら、先生がおっしゃるように、それぞれの美術の分野においても、洋画初め、それぞれ専門家が、それでは何名いるかということになるとなかなか難しい問題になります。したがって、周辺情報が的確に収集でき、それが選考に反映できるように、また推薦をされるような委員の発言が過大な影響を及ぼさないように、これはこの選考委員の人数についても増加をさせて、特定委員の推薦というようなことではなく、全員の中で適正な評価が行われるような体制をさらに推進する必要がある、このような認識に立っておりまして、今回の反省のもとに、この選考制度の抜本的な見直しを行い、また、今回の選考過程を厳格に見直す中で、その反省を生かした新たな選考基準の策定を行いたい、このように思っているところでございまして、一層の適正化を図ってまいることで指導力を発揮してまいりたい。二度とこのようなことは起こさない、この決意のもとに、皆さんの信頼を回復するべく全力を尽くしたい、このように考えているところでございます。