野村哲郎の発言 (決算委員会)

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○野村哲郎君 今の特会に関連しまして、中身について若干御質問を申し上げたいと存じます。
 まず、この特会の中の農業改良資金についてお伺いしたいと思いますが、十六年度は予算額百四十億に対しまして融資額はわずか一億九千万、一・四%のこれは執行率であります。既にこの農業改良資金については制度の目的というのがもう失われているのではないのかなと、こういう気がしてならないわけであります。したがって、ほかにもいろいろ国からの直接融資あるいはまた利子補給制度等々あります。こういったようなものにつきましては、もう民間の資金を原資として利子補給事業に変えたらどうなのかと、そのためにこの百四十億、予算措置している財政資金、改良資金のためのこの百四十億がまだまだ有効活用できるのではないのかな、こういうことも実は考えるわけであります。したがって、より効率的な運用になるのではないかというふうに考えますが、これは私の個人的な考えであります。これは制度的にできないのかできるのか分かりませんが、やはりこの利子補給制度に変えていったらどうなのかと、そうすると百四十億が有効活用できるのではないかと、こういうふうに思っております。
 それから、これは引き続き質問をさしていただきます。時間がございません。
 もう一つ申し上げたいのは、社団法人の全国農地保有合理化協会に関してであります。この協会におきましても、財政資金の運用について会計検査院の指摘を受けておるわけでありますが。
 この協会、七つの会計区分を有しておりますが、その中の二つをちょっと、特徴的なのをお話をさしていただきますと、一つは、この全体の協会の基金残高は七百七十一億でありますが、このうち農地保有合理化事業の貸付原資になる基金残高は九十三億、そして貸付金の残高は九億、一〇・二%でありまして、この状況は一過性のものでありませんで、十二年度から十五年度までの四年間を見ましても、やはり一〇%以下であります。また、もう一つは、農地売買円滑化事業会計がございますが、これは都道府県公社の農地の売買差額の一部を助成する、そういうことでの目的でこの基金が五十億造成されておりますけれども、こちらもここ四年間でわずか百五十万の助成額の支出があったのみでありまして、このような基金が本当に必要なのかと言われても私は仕方がないのではないかと、こういうふうに思います。
 このように、全国協会における基金というのは、七百七十一億のうちに四百九十四億、六〇%以上が預金や債券で保有されているではないかと、もう少しこれは有効活用しなさいというのが会計検査院の指摘だと認識いたしておりますが、その方策をどうしても検討していただかなきゃならないと思いますけれども、この会計検査院からの指摘に対して、どのように検討されているのか、お伺いをいたしたいと存じます。

発言情報

speech_id: 116414103X01020060515_014

発言者: 野村哲郎

speaker_id: 32080

日付: 2006-05-15

院: 参議院

会議名: 決算委員会