北城恪太郎の発言 (少子高齢社会に関する調査会)
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○参考人(北城恪太郎君) まず、バウチャー制ですが、保護者のニーズに適切に最もこたえるというのは、官が提供するサービスよりも民間が提供するサービスの方が消費者のニーズに柔軟にこたえることができるんじゃないか。そのニーズの中には延長保育もあるでしょうし、二十四時間保育もあるでしょうし、あるいは病気の子供を預かる方法もあるでしょうし、こういったサービスを提供することに関しては民間が最も効率的にサービスを提供できるんではないか。
一方で、公営あるいは社会福祉法人等の分野に地方自治体等から支援金が出ていますと、支援金が出ているがゆえに公営施設の方が保育料が安くなってしまって、民間が競争に参入できないと。そうすると、よりよいサービスを柔軟に提供する民間が競争に参入できないということになってしまって、多くの公営ないしは社会福祉法人の場合には延長保育をほとんどしていない、あるいは二十四時間保育はしていないということで、職員の勤務を優先していると。なおかつ、処遇も民間の倍ぐらいの処遇をもらっているということですので、したがって、限られた原資で、財政的に厳しい中で最も効果的なサービスを、保育サービスを提供するためには、どこの保育園を選ぶかということに対しては保護者が決められると。要するに、保育園を割り当てられるんではなくて、最も優れた保育園を選べると。そして、保護者に渡されたそのバウチャー、利用券によって自分の希望する保育園を選ぶと。
一方、官の役割としては、それぞれの保育園が健全に運営されているかどうかということを評価し、それを公表するようなことは必要だと思うんですね。不健全な民間の保育園が出るということがあっても、それが情報として公開されなければ保護者はなかなか適切に選べないので、官の役割は、そのルールに基づいて適切な運営が行われているかどうかを管理するのは官がやった方がいいと思いますが、こういったサービスの提供を官が行うというのは、限られた財源を効果的に活用する方法としては問題があるんではないかということで、できるだけ規制をなくして民間が活躍できる場を提供していただくとともに、それが健全に運営されているかどうかを官が管理する方がいいんではないかというふうに思います。