小泉顕雄の発言 (文教科学委員会)

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○小泉顕雄君 ありがとうございました。
 本当に危機的な深刻な状況がなかなか改善をされないということを事件が起きるたびにつくづく感じるわけであります。御指摘のように、子供たちへの指導ということも大切でしょうし、やはり地域がしっかりした取組を進めていくということも大切なわけでありまして、大臣のすばらしいリーダーシップの発揮を心から御期待を申し上げておきたいというふうに思います。
 次に、本題とはちょっとまたそれてしまうかもしれない、お許しをいただきたいわけでありますが、私は寺の住職という肩書を持っておる人間でありまして、御寺院方とのお付き合いが比較的多いわけでありますけれども、御承知のとおり、寺院が境内地に幼稚園を設置されたり、あるいは保育所を設置されたりしている事例が非常に多いわけであります。これから、そういう中からも認定こども園ということで、どういうんでしょうか、形態が変わっていくところもあるのかなと思ったりするわけでありますが。
 そもそも振り返ってみますと、そういう保育園とか幼稚園が設立された背景には、例えば地方における農繁期において子供たちをどういうふうに保育をしていくのかということ、そういう地域の要請があって、寺院の広い境内地を開放して農繁期の子供というものを預かるというようなことがあったようにも聞いているわけであります。そういうようなものが発展をして保育所になり、あるいは幼稚園になっていったということがあるわけであります。言わば、地域のニーズにこたえて、善意でそういうことを始められた。あるいはまた、児童の、子供たちの急増期にどうしても公の施設では間に合わないということで、民間の方で保育所とか幼稚園を設立をしてほしいという依頼、要請があって、そういう社会的な要請に基づきながら、例えば寺院であるとか神社といったものがそういう施設をつくっていったということがあるわけであります。
 いずれにしても、社会の要請であるとかあるいは善意が出発となってそういう施設をつくったということになるわけでありますけれども、これがいったん学校法人あるいは社会福祉法人ということで法人格を取ってしまった場合に、今、少子化ということの波をもろに受けまして、近い将来に廃園を考えなければならないという幼稚園あるいは保育所があるわけであります。ところが、廃園をしてしまうと、元々は善意で提供をした校地といいましょうか、といったものが本来元に、元々属しておった法人には戻っていかないというようなことがあって、大変苦慮をしていらっしゃる。善意で始めたにもかかわらず、何か土地が戻ってこないというようなことで、どうも複雑な思いをしていらっしゃる方々のお話をあちこちで聞くわけであります。
 こういうような状況がどうして起こるのか、理由を御説明をいただきたいというふうに思います。また、何とかこういうものが改善することができるかどうかということについても御所見をお伺いをしたいと思います。

発言情報

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発言者: 小泉顕雄

speaker_id: 10512

日付: 2006-05-23

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会