松田岩夫の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(松田岩夫君) 藤井委員御指摘のとおり、資源に乏しい日本にとりまして、また少子高齢化を迎える中で、正直未来を切り開いていく道は、いかに知恵を創造していくかに懸かっておると思います。その知恵の根幹が正に科学技術だと、科学技術の発展なくして我が国の生きる道はない、全く私も同感であります。
お話しのように、昨年末の総合科学技術会議の答申で、第三期の五年間、これからの五年間の科学技術への投資総額、二十五兆円とさせていただきました。これによりまして、科学技術創造立国実現に向けた力強い旗印ができた。外国からも評価され、また国内的にも大きな期待をいただいたところでございます。
今、その初年度に当たる平成十八年度のお話がございました。一般歳出が御案内のように前年度に比して一・九%減額される中で、科学技術関係予算は三兆六千億円、ほぼ前年並みでございます。マイナスとおっしゃいましたが、厳密に申せばマイナス〇・一%。しかし、ほぼ前年並みの予算を調達する、確保することができました。そのうち、とりわけ研究開発そのものに充てられる科学技術振興費は対前年度一・一%の増額となっておりまして、科学技術の振興が明日への投資だとして強く期待されているものと重く受け止めておるわけでございます。
これからももちろん、今おっしゃったように、我が国は世界最高水準の科学技術創造立国を目指していく、それしかないという思いの中で、いただきました予算、本当に選択と集中を徹底し、一円たりとも無駄にならない、最も優れた成果を上げるようにということで頑張っていくつもりでおりますが、いずれにいたしましても、これからの五年間、二十五兆円という目標を立てました。年々この目標が実現されるように頑張っていきたいと思っております。
それから、もう一点付言させていただきますが、我が国におきましては民間の研究開発費というものが大変立派にそれぞれ頑張って出していただいております。そういう意味で、全体の、国全体の官民合わせての研究開発費というものは、正直、欧米先進国に比べて高いものがありますが、その中で政府の占める割合が低いではないかという御指摘もございました。それも事実でございますが、しかし、私は、民間部門のこの旺盛な研究開発活動というもの、それ自体は正に我が国の経済、活力の源泉でありまして、高く評価すべきであり、また民間のこうした活動が思い切り発揮できるような、来年度も税制改正面でも皆さんのお力でいい制度をつくっていただきました。
いろいろな意味で、民間の活動を促進する、同時に官は官でその役割を果たす、そして産官学合わせて大きな成果を上げていくと、そんな努力を一層していきたいと思っております。