竹谷廣之の発言 (災害対策特別委員会)
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○竹谷政府参考人 お答えを申し上げます。
今先生から御指摘いただきましたように、今回の低気圧によります水産業に与える影響というのは、大変大きなものであるというふうに受けとめている次第でございます。現時点におきまして、北海道それから宮城県ほか関係県からいただいております報告によりますと、現在までの水産関係の被害総計が三百九十二億円という報告をいただいている次第でございます。
とりわけ漁港関係につきましては、青森県を中心に、百の漁港、百六十三カ所の被害箇所がございます。被害総額で百七十六億円の規模でございます。また、定置網の関係の被害も、北海道、宮城県あるいは岩手県といったところに被害がございまして、合わせまして百五十億円、七百五カ所という被害が生じているところでございます。また、漁船関係の被害も多くございまして、千八百十一隻が被害を何らかの形で受けまして、そうした中で十一億円の被害を受けております。その中には、先ほど先生から御指摘をいただきましたような、大型サンマ漁船の沈没という大変痛ましい事故も入っているわけでございまして、本当に深刻に被害が生じたというふうに受けとめている次第でございます。
私ども、農林水産省といたしましては、関係道県と連携をとりまして、まず早急に被害の把握に努めたいということで取り組んでいるわけでございますが、とりわけ十月二十三日の時点で、事態を重く受けとめまして、北海道には私どもの山本農林水産副大臣が、また青森県には国井農林水産副大臣がそれぞれ参りまして、被害の実態につきまして、現地の方々からつぶさにお伺いをしたという次第でございます。
また、非常にそれぞれの地域において大事な施設がやられておりますので、応急の工事が必要である、緊急の工事が必要であるということで、応急工事の承認制度を使いまして既に取り組みをしているところもあるわけでございます。
また、共済あるいは保険の制度がございますが、これに関しましては、被害の深刻さにかんがみまして、早期の支払いを行うように関係団体に指導させていただいているところでございます。
また、金融対策に関しましても、関係金融機関に対しまして、円滑な資金融通、あるいは既に借りている資金につきまして償還猶予等の条件緩和の措置がとれないかということにつきまして、それぞれ要請を行っているところでございます。
今後につきましても、まず被害の早期把握、そして、特に公共関係の事業につきましては早期査定ということが重要でございますので、今鋭意取り組んでいるところでございます。それを踏まえまして、それぞれの地域の実情に即しましたきめ細やかな対応をとってまいりたいというふうに考えている次第でございます。