太田誠一の発言 (本会議)

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○太田誠一君 ただいま、先輩同僚議員各位より、院議をもって永年在職の表彰を賜りました。まことにありがとうございます。(拍手)
 この栄誉に浴することができましたのは、地元福岡都市圏の有権者の皆様方、ともすれば波風を立てることの多かった私でございますが、大変広い心で包容をしてくださったこと、そして、福岡そして東京の後援会の皆様方が何事があっても温かく支えてくださったこと、そしてまた、私事にわたりますが、家族、親族、事務所のスタッフが私にかわって苦労を背負ってくれたことによるものであります。先輩同僚議員各位の皆様方初め、大変長くお支えをいただきました皆様方に、心から改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
 私は、終戦の年の十月生まれでございます。ぎりぎり戦後の生まれでございます。安倍晋三総理も戦後生まれでございますが、ぎりぎり私も戦後の生まれでございます。私どもは、ともすれば戦前、戦後ということにこだわるわけでございますが、どうしてそういう区分にこだわるのかといいますと、いまだ私たちは太平洋戦争の総括ということを終わっていないということではないでしょうか。
 太平洋戦争に至る道は、後で思えば狂気のさたというほかないわけであります。これを国の統治、国のガバナンスという角度から総括するとすれば、当時の陸軍省、海軍省初め行政府の各省はばらばらに分立割拠していて、内閣が一体となって一元的に物事を決定することができない状態だったとされております。
 各省の分立割拠が国を破綻させるということがどうしても私の頭を離れなかったのでありますが、行政改革担当大臣を拝命いたしました一九九八年、中央省庁再編を中心とする十七本の法律を立案する際に私が執着をいたしましたのは、内閣が実際に一元的に物事を決定し、総理大臣が各省を一体のものとして指揮するということはできないものかどうかということでありました。
 そのため、行政府の長として総理大臣が持つべきリーダーシップ、そのリーダーシップの正しさ、正当性が明らかになるように、内閣法の一条と二条を書きかえました。さらにこれを補強するために、幾たびにも及ぶ閣議決定を積み重ねたのであります。
 もう一つは、行政府の各省は、従来から特殊法人や特別会計という道具立てを使って、めいめいが野方図に借り入れをふやし、肥大化し、必然的に今日の財政危機がもたらされたと言われております。このプロセスは、どこか太平洋戦争に至る道筋に相通じるところがあるように思えてなりません。
 そこで、自由民主党の行革本部長を拝命いたしました二〇〇一年、特殊法人全体を一気に整理する法律を与党の議員提案として出し、成立させていただきました。この法律が根拠となって、その後の道路四公団や政策金融機関の改革に道が開かれたと自負をいたしております。(拍手)
 また、一昨年、自由民主党の特別会計改革の責任者としていただきました。三十一あった特別会計を統合的に運用する案をまとめましたが、その案は、そのまま昨年成立した行革推進法の中心部分としていただきました。また、これから提案される法律にもなっております。
 こうして積み上げた改革のための立法でありますが、なお十分なものとは言えないのであります。山登りで言えば、三合目といったところであります。行政府各省の分立割拠を克服するには、さらに一層大きな一歩を踏み出さなければならないと考えております。
 しかし、それにしても一定の成果を上げることができましたのは、心の広い、感性のすぐれた先輩同僚各位がかなめの場所にそれぞれおられたからであります。少数ではあるけれども、勇気と情熱を持った同志議員の皆様の協力があったからであります。そしてまた、改革の対象といたしましたほかならぬ各省の担当官の皆さんが、私どもとの激しい討論を経て、その主張を受け入れた後においては、むしろ果敢に根回しに動いていたことによります。
 私どものこの政治、行政の場は、みずから問題を解決する力というのを潜在的には持っているのであります。どこかで心の切りかえができさえすれば、この国を襲おうとしておる大きな困難に立ち向かうことができるのではないか、このように考えております。
 人口の急速な減少、途方もない国の負債、近隣諸国との緊張関係、自分さえよければという生き方に走りばらばらになりがちな人の心、普通ならば克服できない困難ばかりであります。しかし、ひるむことなく、お互いに頑張ろうではありませんか。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。(拍手)
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 国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの件
 公益認定等委員会委員任命につき同意を求めるの件
 労働保険審査会委員任命につき同意を求めるの件
 中央社会保険医療協議会委員任命につき同意を求めるの件
 航空・鉄道事故調査委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件

発言情報

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発言者: 太田誠一

speaker_id: 11263

日付: 2007-02-20

院: 衆議院

会議名: 本会議