柳澤伯夫の発言 (予算委員会)
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○柳澤国務大臣 猪口委員が初代の少子化担当大臣として八面六臂の御活躍をなさったわけですが、それは、ただに議員の間を立ち回るというようなこと、これも非常に大事なんですが、それにとどまらず、学者の御出身というようなバックグラウンドもございまして、非常に根本的な施策、お考え、そのもとで政策を打ち出そうとなさって御努力をなさっていたことを、私も、傍らからですけれども、非常に敬意を持って見ておった次第でございます。
少子化対策というのは、ともすれば、先ほど猪口委員がおっしゃられたように、お金が大変だからお金を少し与えればいいんじゃないかというような、どちらかというと経済的な側面に力を入れがちなんですけれども、実は、そうではなくて、次世代の子供を健全に育て上げるということには、非常に大きな社会的な基盤、あるいは、もっと言えば、社会の人々の考え方を少し変えないといけないというようなことすらあるんじゃないか、こういうような御指摘をいただいたように思います。
私どもも、今、第一に大事なのは働き方、このことが非常に大事だろうというふうに考えまして、ちょっと今までの少子化対策だったら迂遠ではないか、遠回りではないかというような感じを与える、雇用の場でのしっかりした子育て支援の基盤の整備ということが非常に大事だという考え方をとっております。
それから、その中には、単に労働者の時間が確保できるというよりも、使用者の理解、これも非常に大事だというような考え方で、使用者の理解が明らかに進んでいるようなところには、これを奨励するというような措置も考える。さらに、もっと欲を言えば、使用者の考え方が変わってくるというようなことすら期待をしたい、このように考えております。
それから、やはり現実的には、経済的な支援を行うというようなことが大事だということでございます。
それから、第三番目には、今、猪口委員が最後に触れられた、社会が子供たちを、しっかりとその安全を確保する等のことにおいて、子供たちに温かい目を常に注いでいく、こういうことが大事だ。
つまり、多角的なアプローチで社会の雰囲気が変わるというか空気が変わる、こういうようなことこそが大事だということが猪口委員が少子化担当大臣時代に私どもに示されたメッセージではないか、このように考えまして、不十分かもしれませんが、我々、現実の政策の中でそうしたことを生かさせていただきたい、このように考えております。