岡田直樹の発言 (外交防衛委員会)
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○岡田直樹君 我々にとっては拉致解決ということが大前提なわけでありますけれども、しかし、もし拉致で進展があった場合、どんな道がこの両国に開かれるかという、少しは前向きなことも次の作業部会で話し合っていただきたいなと思います。そんな意味でも、武大偉次官の発言というのは示唆に富むものではないかなと、こんなふうに思いました。副大臣、ありがとうございました。
それでは、外務大臣の所信に日中の戦略的互恵関係を改めて強調しておられますが、これを環境の面から少し考えてみたいと思います。
中国の急激な経済成長で環境破壊が進んでいると、これはもう今更言うまでもないことでありまして、中国の砂漠化、これが深刻で、我々、地元は北陸の石川県なんですけれども、黄砂がたくさん降って車が黄色くなる、あるいは吸い込んでぜんそくを起こす人が出ると、こういういろんな影響がありますし、また酸性雨、この因果関係必ずしも明らかではありませんけれども、特に日本海側、海岸沿いの松が広範囲に枯れるといった、こういう現象も起こっております。
それから、先日は、テレビで煙霧、煙霧というのは煙と霧と書いて煙霧と言うそうでありますが、光化学スモッグの一種が中国で深刻で、それが風に乗って日本にも降り掛かってくると、こういう特集がございました。中国の工業地帯から硫黄酸化物とか窒素酸化物が季節風に乗って飛んでくるわけでありまして、特に冬の間その影響が深刻であると。
お手元に資料をお配りしておりますが、これはもう八年ほど前の少し古いデータでありますけれども、大陸からの季節風によって、一月十五日から二月十五日という一か月に限ってみると硫黄酸化物の六二%は中国からもたらされると、こういう推計もあるわけであります。そして、特に日本海側や九州、とりわけ北九州に対する影響が大きいと、こういうデータがございます。
先日のテレビでは福岡の煙霧についても紹介をされておりましたけれども、ちょうど福岡県の麻生大臣そして長崎の久間大臣と、九州北部の御出身のお二方がいらっしゃいますので、両大臣からお感じになるところを一言ずついただきたいと思います。