岡田直樹の発言 (外交防衛委員会)
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○岡田直樹君 時間も限られておりますけれども、もう一点だけ端的にお伺いをしたいのは、台湾のWHO総会へのオブザーバー参加の問題であります。
環境と同様に保健衛生の面ももうボーダーレスでありまして、これは東アジアの共同対処ということが強く望まれるわけであります。鳥インフルエンザ、新型インフルエンザに備える上でも、中国の反対もあってWHOに加盟していない台湾、この台湾が感染症の情報や対策の面で空白地帯になりはしないかと。かつてSARSの流行もありました。今、日本と台湾の人的交流は年間に二百五十万人と、これは年々増加をしておりますし、こうしたインフルエンザが東南アジアから台湾を経由して日本へ入ってこないとも限らないわけであります。日本国民を感染症から守ると、この見地からも台湾を空白地帯にすべきではない。
本当に、鳥やウイルスにとっては台湾が国であるか地域であるかなんということは全く関係のない話でありまして、中国や台湾の国際政治の思惑とは切り離して、人道的な問題として、そして中国の立場ももちろん十分配慮しつつ、台湾がせめてWHOの活動にオブザーバーとしてでも参加をすべきであろうと思っております。
この資料の四枚目に、下の方には、二〇〇四年のWHO総会において日本政府がこのときはオブザーバー参加に賛成票を投じたわけでありますけれども、そのときの投票理由説明がございます。その中に、関係者の、関係者のというのは主に中国を指すんだと思いますけれども、関係者の満足する形で台湾がWHOに何らかの形でオブザーバー参加することが望ましいと考えておると、こういうふうに表明をされたわけでありますが、このときの日本政府の表明というものは今も生きておる、考えは変わっていないと、このことを確認させていただきたいと思います。