岡田直樹の発言 (災害対策特別委員会)
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○岡田直樹君 大臣、副大臣、ありがとうございました。
今、副大臣がおっしゃった、おふろに入りたいという願望については、自衛隊の方々も出動をして野天ぶろを造っていただいて多くの方が入浴することができた、それからトイレについては、仮設トイレでも洋式の腰掛け式のものを持ち込みまして一部ではその問題が解決されたと、このように伺っております。
今、大臣、副大臣ともに高齢化、過疎化の進む地域での被災だったと、こういう御指摘がありました。副大臣と一緒に避難所に行きましたときに、杉本さんという石川県の副知事がごあいさつに詰まって、本当に男泣きに泣いてもう言葉も出なかったところを見てびっくりされたと思うんですけれども、あの副知事は平素比較的淡々とした人で、ああいう感情を外に表すことの少ない人なんですが、どうしてあれだけ泣いたかなと後で思ってみますと、やはり杉本副知事自身が能登の方である、能登出身の人である。そして、能登というところは地震がなくても非常に環境の厳しいところでありますし、殊に一番被害の大きかった輪島市の門前町、昨年輪島市と合併をして輪島の一部になりましたが、以前は単一の自治体でありまして、その高齢化率、六十五歳以上の御年配の方の比率は四九%といっておりました。お二人に一人が六十五歳以上という非常に高齢化の進んだ地域にありまして、独り暮らしのお年寄りも多い。そういった方々が晩年になって家を失い、どうしてこんなむごい目に遭わなくてはいけないのか、私もそう思いましたし、杉本さんもそういういろんな思いが込み上げてああいうおえつにつながったのではないか、そう思っております。
今回の震災の特徴は、今、大臣、副大臣御指摘のとおり、高齢化が進む過疎地型の震災であるという点であります。都会が震災に直撃された場合、信じ難いような大きな災害になるということは阪神・淡路でも経験をいたしました。しかし、中越やまた今回の能登半島地震のように過疎地で地震が起きますと、これは復興が非常に難しい、至難の業となるわけであります。被害の数字はあるいは阪神・淡路のような都市型の地震よりも少ないとしても、その復興は非常に難しい。まず、あの御高齢の方々にこれから住宅を自ら建て直すだけの気力が残っておられるかどうか。その場合、人口の流出が懸念されます。そして、過疎化に拍車が掛かる、コミュニティーが崩壊してしまう。そして、その復旧に当たる自治体は非常に財政力が弱い、経済基盤も弱い。
そうした中で、都会型の震災とは異なる過疎地型の地震あるいは災害というものに対する復旧策、救済策の枠組みというものは都市型のそれとは少し違ったものを、独自のものを考えてみる必要があるのではないかと、こういうふうに思うわけでありますが、溝手大臣、この点について御所見をお伺いしたいと思います。